トロッコ列車で行く!わたらせ渓谷鐵道途中下車の旅

栃木

どうも、てりーぬです。

北関東の鉄道をめぐる旅、「ローカル線の変わった列車に乗る」というのが今回のテーマ。前回の記事で書いた1日目は「SL碓氷」に乗ってきました。

2日目に乗った列車はというと…、トロッコ列車!群馬県桐生市と栃木県日光市を結ぶわたらせ渓谷鐵道の「トロッコわたらせ渓谷号」に乗って、群馬・栃木を流れる渡良瀬川を遡上してきました!

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大間々駅・高津戸峡

この日は、前橋から東側へと向かいます。意外と何もない新前橋駅。DSC_1812

新前橋駅からJR両毛線で桐生駅まで。ここで1日かけて巡るわたらせ渓谷鐵道に乗り換えます。トロッコ列車の「トロッコわたらせ渓谷号」は途中の大間々駅が始発駅なので、まずは普通列車で大間々駅へ。
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「トロッコわたらせ渓谷号」は予約制。ここ大間々駅で9時から先着順で予約を開始します。それに間に合うように到着して無事予約を済ませたら、わたらせ渓谷号の発車時刻まで駅周辺を散策します。DSC_1817 DSC_1821 DSC_1822

駅から10分ほど歩くと、赤い橋が特徴的な「ながめ公園」に出くわしました。どうやら地元のイベントが開催されているようです。DSC_1825

手前の赤い橋をくぐり抜け、奥に見えている赤い鉄橋の方へ歩いて行きます。そうして見えてきたのは渡良瀬川
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ここは「関東の耶馬渓」とも讃えられ、渡良瀬川随一の絶景を誇るという高津戸峡で、この赤い橋は「高津戸橋」。新緑に囲まれた深い渓谷となっていました。
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周辺は遊歩道も整備されていて、川の近くまで歩いて行くことができます。DSC_1830

遊歩道が水面の近くまで降りたところで、もっと水面の近くへ!DSC_1837

岩の上ではしゃいできました(笑)DSC_1833

この立派な橋は歩行者専用の「はねたき橋」。かなり高いところまでやってきました。DSC_1841

奥に高津戸橋が見えるので、地味に長い距離を歩いてきたのがわかります。川で遊んでいた時間も含めて40分くらい滞在したかな?大自然を満喫できたのでそろそろ大間々駅へ戻ります。
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トロッコわたらせ渓谷号

ついにトロッコわたらせ渓谷号へ乗ります!P1050158 P1050160

窓がついていないので、とても開放的に自然を満喫することができます。

渡良瀬川も近い!ずっと渡良瀬川に沿って進んでいくので、川の風景もずっと楽しめます。

途中で水沼駅に停車。ここは駅に温泉が併設されている珍しい駅です。

そして、ここで車内のランチタイム!車内で販売されていた「やまと豚弁当(1,030円)」をいただきます。開放的な車内で食べる弁当はちょっとしたピクニック気分を味わえて最高!

昔の特急電車を利用したレストランが併設されている神戸駅を出ると、5,242mもの長さの「草木トンネル」へ入ります。すると、天井がきれいにライトアップ!

風景が見えないときも楽しむことができる工夫に感激!なのですが、窓がないのでトンネルの中はめちゃくちゃ寒い…。トンネルから出るのをまだかまだかと待ちわびていました。

ようやくトンネルから出ると、草木ダムによって川幅が広がった渡良瀬川が待っていました。

通洞駅・足尾銅山観光

大間々駅を出発して約1時間半、終点から1つ手前の通洞駅で下車します。おそらくほとんどの人がここで降りたんじゃないかな?DSC_1855

通洞の次の駅は足尾駅。”足尾”と聞いてピンと来る方もいるんじゃないでしょうか?

そう、ここは足尾銅山があったところ。日本一の鉱都として栄え、国内の銅の生産の40%にも達したことがあるのだとか。田中正造が取り組んだ足尾鉱毒事件も有名ですよね。小学校か中学校の国語の授業で学んだ記憶があります。現在は「足尾銅山観光」などの観光地として整備され、足尾銅山の歴史を学ぶことができます。僕たちももちろん行ってきましたよ!

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銅山坑内へ続く簡単なトロッコ。これに乗って穴の中へと侵入します。DSC_1860

銅山では穴を掘って銅を採掘するんですけど、その坑道は網の目のようにこんなにも広い範囲に渡るらしい!DSC_1862

トロッコで入り口に到着。かなり狭い。DSC_1864

え、、1200km!?!?観光客が見学できるコースはおよそ700mなので、実に1700倍以上の道が眠っていることになりますね。よく掘ったな。。DSC_1869

銅山での労働は相当過酷だったみたいです。見学コースには江戸時代から昭和まで360年間の労働者の様子が時代ごとに分かるマネキンの展示がされていて、みんなとてもキツそうでした。。笑
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銅鉱石を運んだ電車。DSC_1881

この親父ギャグは秀逸…。笑DSC_1882

30分くらいで全部見終えることができました。日本の産業を支えてきた足尾銅山を詳しく知ることができ、非常に興味深い展示でした。ただ、もう少し鉱毒事件について触れて欲しかったかなって思います。

列車の時間がかなり先なので、簡単な休憩所で一休み。いい感じの時間になったら通洞駅へ戻ります。

終着駅・間藤駅

せっかくここまで来たら、端っこまで行かなければもったいない。終端の間藤駅まで行ってみました!
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降りてみても、かなりさびれているという印象。 DSC_1886

このわたらせ渓谷鐵道はもともと足尾銅山で採掘された銅を運ぶために国鉄によって作られた路線。かつてはこの間藤駅から先、足尾銅山の奥へ入り込む線路がありました。現在もその跡が残っているので、少しだけ辿ってみます。 DSC_1888

木が生い茂って分かりづらくなっていますが、どうやらここに線路があった模様。DSC_1889

あまり時間がないので、10分ほど歩いたここらへんで引き返します。こんな感じの住宅地(?)の奥に廃線跡はありました。
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これが足尾銅山なのかな?すごいごつごつしてる。
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間藤駅に停まっている電車はなかなか絵になります。
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この電車で乗って来た道のりを一気に戻っていきます。せっかくのきれいな車窓も思いっきり寝過ごしてしまいました…(笑)

東武鉄道との乗り換え駅、相老駅で下車。東武桐生線経由でそれぞれの帰路へ向かいました。DSC_1903

まとめ

ゴールデンウィーク真っただ中のこの2日間は、普段あまり行くことのない群馬・栃木のローカル線に焦点を当てて旅してきました。そんなに有名ではないところでも多くの名所が潜んでいるということを実感できました。もっともっとたくさん魅力的なところを発掘して、どんどん発信していけたらいいなと思います!

さて、ようやくゴールデンウィークについて書き終わりました。。次は、季節は一気に飛んで夏休み!今度こそ18きっぷシーズンですので、これからもよろしくお願いします!!

 

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