【富士急行】富士山の麓で撮り鉄ごっこしてきた

山梨

友人は僕にこう言いました。

「撮り鉄ごっこがしたい」

なんでも、たまに線路沿いで見かける、ごっついカメラを抱えた撮り鉄の集団をちょっとだけマネしてみたいとのこと。とは言え、なんと山梨県内には2つの鉄道会社、4つの路線しかありません。

そのうち河口湖から出る電車といえば、富士急ハイランドを抱える富士急行。「富士急」って言ったら「富士急ハイランド」ことを思い浮かべる方が多いと思いますが、れっきとした鉄道会社です!事前にいい感じの写真が撮れそうなスポットを調べて、線路沿いに歩いてきました~!

前回の記事:

【台風一過?】河口湖から望む富士山の夕景と朝景
どうもー、愛知県内の鉄道を完乗してきたてりーぬです! わりと東海地方の記事を多く書いているので忘れられてるかもしれませんが、現在僕は東京都民です!住居は23区内です!都知事選にも行ってきましたよ!! …とまあそん...

img_0703-2

というか実はこの日、元々は富士山へ登る予定でした。そのために御在所で練習もバッチリしてきました。しかし、数日前になって当日の予報は雨。いえ、前回の記事でも述べた通り台風が直撃するという…!

1日目に台風は過ぎてしまったので正直この日は登れないこともなかったと思いますが、もう2人に登ろうとする気はほとんど残っていなかった。。そんなわけで、山梨観光へ切り替えることにしましたとさ!

 

スポンサーリンク

寿駅へ

撮り鉄ごっこするために、宿から富士急行の終点の河口湖駅へ行きます。やっぱり曇っていた。
img_0657-1

奥に富士山を感じる…?img_0660-1img_0659

トーマス電車(左)と富士山特急(右)のコラボ。多様な電車が走っているのも富士急行の特徴です。
img_0663-1

トーマスの電車に乗って北上。寿駅という駅で下車します。img_0672-1

 

ここからは、線路沿いに歩いていい感じに写真が撮れそうな場所を探します。富士急行は1時間に2本とダイヤはそんなに多くありませんが、上下線合わせたら約15分に1本は電車が来るという計算。歩きながらなので、まあちょうどいいくらいの本数ですね!

少し歩いて、田んぼの奥に線路がある構図でとりあえず一枚。img_0681-1

こちらは快速「富士登山電車」といって、1日2往復だけの観光列車。有名な鉄道デザイナー水戸岡鋭治氏が手掛けたもので、車内もとても楽しめる空間となっています。

また少し歩いて、カーブした坂を登っていきます。鉄道写真においてカーブをねらうというのは鉄板!外側から撮った「フジサン特急」がこちら。img_0692-2

この車両はもともと小田急の20000系RSEという車両で、小田急線の新宿とJR御殿場線経由で静岡の沼津を結んでいた「あさぎり」という特急電車の運用に就いていました。ちなみに現在の「あさぎり」は、区間を短縮して新宿(小田急)と御殿場(JR東海)間を違う車両で運行されています。

またまた少し歩いて、ちょっとした橋があったので下から見上げる感じで撮ってみました。img_0703-1

こちらはかつてJR東日本で走っていた車両。ただの通勤電車ですが、この写真は割と気に入ってます(笑)

 

歩みを止めることなく、いつの間にかまた平らな土地へ戻ってきました。そしてここが一応今回の目的地!晴れていたら電車のバックに富士山を写すことができる、いわゆる”お立ち台”的なところみたいなんですが…img_0715-1

まあご覧の有様ですよ。悔しいので富士山の写真合成しようかなとも思いましたが、めんどくさいのでやめました!!友人は撮り鉄がずらっと並んでるような場面を想像してたみたいですが、イベントや引退とかじゃない限りそんなに集まらないですねー。

(イメージ写真。東京駅にて)p1020315

 

期待を予想通り裏切られても、一歩一歩踏みしめながら前へ進む。線路脇の道が途切れたので、田んぼの中の道へ。img_0728

つばめ発見!
img_0729-1

トンボも発見!!img_0771-1

トンボを追いかけているうちに、田んぼに隠れて電車が通過していく。。img_0789-1

もうちょっと上から撮ればいい感じに車体が見えたかもしれないのにー!

めげずにトンボと戯れます。レンズを限界まで近づけても全く動かないモデルのようなトンボでした。
img_0802-1_1

※参考画像
p1110383

目が合った!首かしげててかわいい!!!img_0807-1

 

幾分か立ち止まっただろうか、我々は再び靴底を擦り減らしていくのであった。

途中通りかかった川の奥を走るフジサン特急。img_0798-1

空腹をこらえながら、下車した寿駅の隣の駅、三つ峠駅へ到着。img_0661

電車に乗ってもう一度河口湖方面へ向かいます。

途中の下吉田駅には、かつての寝台特急の客車であるブルートレインが展示されていました。方向幕は「富士」!img_0827-1

なんとこの下吉田駅の初代駅舎は、当時東洋一の建造物と言われていた名古屋駅をモデルにしたそうです!(公式サイトに書いてあった)

 

スポンサーリンク

富士山駅

電車に揺られること十数分、たどり着いた駅はその名も「富士山駅」!img_0828

日本一富士山に近い駅ということで、近年「富士吉田駅」から「富士山駅」に生まれ変わりました。
img_0829-1img_0832

この建物の地下にあるフードコートで、山梨名物の「ほうとう」のような吉田うどんを頂きました。
img_0834

麺は太くぶつぶつしたような感じ。きしめんとほうとうの違いもいまいち分かっていない僕ですが、これはなかなか食べごたえがあっておいしかったです!

屋上に展望テラスなるものがあるようなので行ってみることに。

img_0836-1
うーん、やっぱり曇り、!

img_0840-1
青空が見えないこともないんだけどなぁ。

 

しばらくこの建物で時間を潰したら、友人は河口湖発のバスに乗って名古屋へ、僕は電車で東京へそれぞれ帰ります。お別れの地となった富士山駅ホームに真っ赤な塗装をした電車がやってきました。
img_0843-1

実はこの車両、先ほど紹介した小田急の列車とともに特急「あさぎり」として走っていたJR東海の車両だったのです。「あさぎり」はJR東海と小田急の共同運行で、富士山の南側を走っていましたが、その役目を終えてから数年後に富士山の北側で再開するという運命!非常に感慨深いものがありますね……(山梨から帰ってきた後に知りました)。

img_0846-1

富士急行では「富士山ビュー特急」としてあの水戸岡氏にアレンジされました。水戸岡デザインの車両は全国各地を走っていて正直「またかよ!」といった印象ですが。。まあでもかっこいいことには間違いないですよね。”2016″と描かれているので本当に最近です。

そんなわけで、友人とはここらへんで惜別の時。富士山誘ってくれてあざした!!

 

こんだけ乗り鉄撮り鉄っぽいことやっててもちゃんと途中の線路から電車を撮るってことはほとんどなかったのでとても楽しかったですね。一眼にもそろそろ慣れてきたので、これからはもう少し時間に余裕をもって積極的にいい写真を狙っていこうと思います!

トンボと戯れているときでも、カメラの設定をいじったりするのが意外と楽しくて、知らず知らずのうちに機能や操作を覚えることができた気がします。もっと精進せねば!

以上、山梨からでした!夏休みの記事はまだまだ続く。ぜひお楽しみに!

近代建築の立ち並ぶ「博物館明治村」に行ってきた
明治時代、それは近代化を達成し華やかな文化が花開いた時代。 …しかし、その面影を現代に残すものはほとんど失われてしまいました。でも、愛知には明治の(一部大正の)遺構が山のように転がっている場所があります。そう、それがここ博物館明治村な...

タイトルとURLをコピーしました