春は北陸!雪深い春の”立山黒部アルペンルート”通り抜けの極意

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こんにちは、てりーぬです!

春は北陸!ということで、北陸新幹線も開通して、いろいろと話題に尽きない人気の観光地、北陸。これから、春ににしか見ることのできない北陸の美しい風景をお伝えしていきます。ゴールデンウィークには北陸へ行こう!

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立山黒部アルペンルートとは

今回は立山黒部アルペンルートについてお話しします!

「立山黒部アルペンルート」とは、立山連峰を貫いて長野から富山に至るまでの観光ルート。黒部ダム建設のために、人の足が遠く及ばない北アルプスの秘境に無理やりトンネルを掘って道を作りました。

それを観光地化したのが現在の立山黒部アルペンルートの姿です。途中には「黒部ダム」「雪の大谷」など様々な観光スポットが存在し、それを「トロリーバス」「ロープウェイ」「ケーブルカー」などの様々な乗り物を乗り継いで辿っていきます。

豪雪地帯なので、アルペンルートの乗り物は冬はお休みになります。2018年の全線営業期間は4月15日(日)~11月30日(金)となっていますのでご注意!

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド

見どころ

それでは、昨年のゴールデンウィークに実際に僕が辿ったルートの順番で「立山黒部アルペンルート」の見どころを紹介していきます。電車旅ブログなので、乗り物を中心に!

アルピコ交通 高速バス

□新宿→扇沢

まずは、アルペンルートの始点となる扇沢駅への行き方の考察です。

扇沢駅に鉄道路線は繋がっていないので、公共交通機関で行くなら最終的にはバスになります。今回僕が利用したのは、新宿-扇沢直通の夜行バスです。
中央高速バス 新宿ー安曇野・白馬線|アルピコ交通

夜行バスなので朝一からアルペンルートを楽しむことができ、運賃は夜行割増も含めて約6,000円と他の手段より比較的安く利用できます。扇沢駅まで乗り換えも発生しないので楽という点からも、この手段を選びました。

欠点は4列シートなので窮屈ということと、到着が早すぎるということ。バスの到着は5:32ですが、アルペンルートのトロリーバスの始発は7:30なので、まだまだ寒い長野の朝で2時間も待たなければいけません!その大きな欠点を除けば、夜行バスは本当におすすめの手段です。

他の手段としては、JR大糸線・信濃大町駅からバス
扇沢線(信濃大町駅~扇沢駅)|アルピコ交通

もしくは、北陸新幹線・長野駅からバス
特急バス 長野ー大町線|アルピコ交通

という感じになります。バスの本数が最も多いのは扇沢線ですが、なにしろほぼ普通列車しか走っていないJR大糸線・信濃大町駅までの本数が少ない!新宿から直通する特急あずさや高速バスを使うのはありですが、ちょっと到着が遅くなりそうです。(写真はJR大糸線・白馬駅)

北陸新幹線+特急バスであれば早くて3時間半くらいで快適に移動できますが、扇沢駅に行くだけで約10,000円とちょっとお値段が張ってしまうのが難点。まあ、長野行きの高速バスなら安い便もたくさんあると思うので探してみる価値はありそうです。

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そんなわけで、夜行バスで扇沢駅に朝早く到着した僕。まだまだ雪の残る中、売店もなにもやっていない扇沢駅で2時間くらいぼーっとしていました(笑)

関電トンネル トロリーバス

□扇沢→黒部ダム

まずは、扇沢駅から黒部ダムまで、トロリーバスに乗って行きます。

アルペンルートは日本で唯一トロリーバスが走る場所。「トロリーバス」とは何かというと、電車でもありバスでもある、電車でもなくバスでもない、、そんな存在です。車体は完全にバスなのに、電車のように上の架線から電気をもらって走る珍しい存在で、一応「鉄道」という扱いになるらしい。

…と言いましたが、関電のトロリーバスの運行は今年が最後。2019年以降は電気バスに移行し、「鉄道」でもなくなるそうです。ちゃんとトロリーバスであるうちに乗れてよかった!そして関電のトロリーバスに乗るにはラストチャンス!

このトロリーバスはほとんどがトンネルの中を走るので、排気ガスの出ないクリーンなエネルギーが必要、ということで動力に電気が使われています。

長野県と富山県の県境もこのトンネルの途中にあります。「黒部ダム」駅に着いたら、ここから先はずっと富山県。長野県にいた時間は本当に僅かでした。

ちなみにアルペンルートはもう一つトロリーバスが走る箇所「立山トンネル」があり、2019年以降は本当にそちらの残り一か所になってしまいます。

  黒部ダム

長野側から攻めると真っ先にたどり着く名所は、アルペンルート最大の構造物、黒部ダム

電力不足が叫ばれた戦後に、殉職者171名という大きな犠牲を伴って建設されました。トロリーバスが走る関電トンネルも黒部ダム建設のために作られたものです。

黒部ダム駅に着いたら、まずは長い階段を上って展望台を目指します。

おいしい湧水を飲んでちょっと休憩。

そして、展望台から見た黒部ダムの全貌がこちら!「インスタ映え」ならぬ「インフラ映え」。残念ながらこの時期は、黒部ダムの紹介で必ずと言っていいほど使われる「観光放水」は見られませんが、凍てついた山々と水面を見るのも悪くないでしょう。

スケール感が全然分からなくなりますが、ダムの上を歩く人の小ささを考えればダムがいかに巨大かということが分かると思います。

展望台には小さなお店もありました。

トンネル工事の際に大量の水が噴き出して人々を困らせた「破砕帯」にかけて「ハサイダー」というネーミングセンスはとても気に入っているのですが、さすがに冷え切った飲み物を飲むには寒いかな。。

次はダム本体を歩きます!再び展望台からの階段を下って、長いトンネルを進みます。

黒部ダム!!すでに標高1454mもあるそうで。

この先に殉職者の名前が刻まれた慰霊碑があるのですが、近づくことはできませんでした。

どでかいコンクリートの塊、本当にスケール感が全く掴めない。スケールバーを書いてくれ…(建築学科感)

ついに黒部ダムを渡る!ダムの上は普通の橋みたいな感覚でした。

黒部ダム建設によりできた人工湖「黒部湖」。まだまだ寒そう。

ここは黒部ダム中心!そんなこと言われても実感湧かない!

黒部ケーブルカー

□黒部湖→黒部平

黒部ダムを挟んでトロリーバスの反対側にある黒部ケーブルカーの黒部湖駅。

ここからさらに山を登っていくために、トンネルの中の急斜面を悠々と進むケーブルカーに乗ります。車両のキャパもそれほど多くはないので、少しずつ人が並ぶようになってきました。

ケーブルカーは普通の電車じゃあり得ない勾配を登っていくので、ホームは階段、車両も平行四辺形となっており、乗っているだけで楽しいです。

立山ロープウェイ

□黒部平→大観峰

黒部平駅に着いたら、今度はロープウェイで移動。

黒部平では少しだけ外へ出て周りの景色やロープウェイを見上げることができます。

雪に包まれた山岳の中、青いロープウェイの車体が映えます。

ただのコンクリート打ちっ放しなのも無骨でいいですね。

反対側から来たロープウェイとのすれ違い。

大観峰に到着!

大観峰では建物から外に出ることはできませんが、階段を上った展望台からは立山連峰の景色を見渡すことができます。

ご丁寧に段数を教えてくれます。優しい!

もうすぐだよ!あと少し!

…って、おい!!!

奥に見える湖がさっき通った黒部ダムのせき止めた水です。黒部ダムがいかに高い山に囲まれた谷地であるということが分かりますね。

立山トンネル トロリーバス

□大観峰→室堂

大観峰からは、アルペンルートもう一つのトロリーバスに乗ります。

バス一台がギリギリ通れるくらいの狭いトンネルを、バスが何台も連なって進んでいきます。

途中で対向車との入れ違いを行いました。はっきりと頭上の架線も確認できます。

立山直下だそうで。立山連峰を貫いているんだなぁ。

そして室堂駅に到着!

やっと落ち着いてパンタグラフ?を見ることができました。なんか触覚みたい。笑

雪の大谷

室堂駅周辺には数々のスポットが集まっています。

まずはその一つ、この季節一番の見どころ、春にしか見ることのできない雪の大谷へ!

世界屈指の豪雪地帯であるこの地域は、春になっても恐ろしいほどの量の雪が残っています。それを除雪車がGPSを駆使して道路の所だけを除雪するとこんな感じで雪に囲まれた谷ができあがります。

最も高いところでは雪の壁はなんと19mにも達したのだとか。

道路の片側が歩行者、もう片側が車両が走るようになっています。

バスですらここまで埋もれるという、圧巻。

あちらが室堂駅。随分遠くまでやってきました。標高2450mの室堂駅は日本一高いところにある駅なのです。

雪の大谷の反対側まで回り込むようにして雪の上を歩く「パノラマロード」という歩行者専用の道もあります。

みくりが池

続いて、細田守監督の映画「おおかみこどもの雨と雪」の舞台として描かれたことで僕の中で話題のみくりが池へ足を伸ばしてみたいと思います!

みくりが池へ行くには、約1時間の周回コースを歩くことになります。ご覧の通り一面の雪なので、トレッキングシューズはほぼ必須!ちゃんと整備されているはずの遊歩道も今は全部雪の中。ルートも分かりづらくなっているので注意が必要です。

現在地がもうすでに標高2400mはあるのでちょっと迫力に欠けますが、奥に見えるのは標高3000m級の山です。

完全に青と白!なかなかこんな深い雪の中を歩くことなんてないのですごい楽しい!

一向に池が見えてこないと思っていたら、なんと完全に雪に埋もれていました。ここまで来るともう凍るとかだけじゃないんですね。笑

帰り道の途中で遭遇した「みくりが池温泉」。こんなとこで入る温泉は気持ちいいだろうなぁ。

日帰り入浴で利用できるほか、宿泊することもできます。ちょうどアルペンルートの真ん中あたりなので絶好の場所ですね!

立山高原バス

□室堂→美女平

室堂からはバスで移動します。ご覧の通り、長蛇の列!団体客と個人客、個人の中でも終点の美女平へ行く人と弥陀ヶ原で途中下車する人の3つくらいの列に分かれていました。

時刻表もありますが、来たバスからどんどん乗っていくという形態だったように思います。だいたい30分くらいで乗れました。

しばらくは雪の崖の間を走り抜けていきます。だんだんと雪が少なくなっていくのを見るのも面白いですよ!

アルペンルート内の乗り物の中では最も所要時間は長く、50分くらいで終点の美女平駅に到着。

立山ケーブルカー

□美女平→立山

もう一つのケーブルカーで斜面を下れば、長い雪山の旅もおしまい。

途中で対向車両とすれ違い。客車の後ろには、かつて黒部ダム建設用の資材を運んだ荷台が残されています。

屋外なので見通しがいい!

室堂では2400mを超えていた標高も、ここ立山駅は500m弱。一気に約2000mもの高さを下って来て、いよいよアルペンルートもおしまいです。

富山地方鉄道

□立山→電鉄富山

最後はごく普通のローカル鉄道で富山市街へと向かいます。

たまたま停まっていた特急に乗車。かつては西武鉄道のレッドアロー号として活躍した車両、貫禄があります。運賃1200円+特急料金210円でした。

さっきまでいた立山連峰をバックに田園地帯を悠々と走っていきます。

約50分で電鉄富山駅に到着!お疲れさまでした!

ここから先は、これまでと打って変わって先進的な富山市中心部の街並みをお楽しみください。

きっぷ

ここで、気になるきっぷの料金についてご説明!

それぞれの乗り物に運賃の設定はありますが、僕がおすすめしたいのは片道の通り抜けきっぷ。これを一枚買ってしまえば扇沢から立山駅まですべての乗り物にスムーズに乗ることができます。

扇沢→立山駅で8,290円なので、新宿→扇沢の6,100円、立山駅→電鉄富山駅の1,410円を合わせると「新宿→富山」で合計15,800円。少々お高い気もしますが、、それでも訪れる価値は十二分にあります!

他にも立山発、扇沢発の往復きっぷもあり、値段や種類は公式サイトに詳しく載っているほか、こちらでweb予約もできます。
おすすめきっぷ|立山黒部アルペンルート

往復の交通手段や宿もすべてセットのツアーならお得に利用できるかもしれないですね!
立山黒部アルペンルート ツアー一覧|国内旅行 JTB

服装

標高2,000m以上、20m近くも雪が積もるアルペンルートの道中は、人々が普段暮らしている場所とは全く別の気候です。その中でいくつか気をつけるべき点をお伝えします。

暖かい服装

標高2000m超えの山の上では、春と言えど真冬並みの寒さ。厚手のコート、ニット帽、マフラー、手袋など、完全防備で行きましょう。ちなみに僕はこんな服装でした。

なんでこんな格好してるのかは覚えていませんが、、やっぱ寒かったのかなぁ。

トレッキングシューズ

ご覧の通り、春の季節だと雪がまだまだたくさん残っています。少しでも雪のある所に足を踏み入れたいなら、トレッキングシューズを履いていくのが無難です。

参考までに、僕が使っているトレッキングシューズを紹介します。

ガチな登山靴ほどがっしりとしたものではなく、ぱっと見スニーカーとあまり変わらないので、ハイキングや街歩き、軽作業など様々な場面に使えるので一足持っているととても便利ですよ。

サングラス

標高が高いところだと、晴れたら本当の意味で一面の銀世界!太陽の光が増幅しまくってめちゃくちゃ眩しい!人間の目が受けられる光量の限界を超えようとしてきて、瞳孔に負担をかけまくってることが身をもって実感できます。

さらに暗い室内から出たばかりだと、優秀な人間の目ですら対応しきれずに、真っ白なはずの雪が、

なぜだかピンク色に染まって見えてきます。これ大げさでもなんでもなくて、本当にこんな感じに見えるんです!

自分の反省も込めて、絶対にサングラスは持って行くべきです…!(サングラスは詳しくないので、海外のお土産で貰ったものを紹介しておきます)

 まとめ

北陸へ行く一つの手段でありながら、それ自体が一大観光スポットである立山黒部アルペンルート。旅の経路を大事にする僕にとって、こんな面白いところはない!

春に行くと、黒部ダムの観光放水はやっていないし、みくりが池も雪に埋まっていました。でも、一面雪に包まれた世界が見れるのは春の季節だけ。20mの雪の壁なんてここでしか見れないですよ!

現実とはかけ離れた世界に出会うために、ぜひとも立山黒部アルペンルートに訪れてみてください!

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