名古屋の都心ど真ん中「名古屋城外堀」でヒメボタルを見てきた!

愛知

どうも、てりーぬです!

前回、人口200万人を超える大都市・名古屋の相生山緑地で蛍が生息していることを記事にしました。

とは言っても、郊外の住宅地に残された森の中。200万都市に蛍がいることはすごいことですが、静かな森で蛍が見れるのはそれほど不思議ではないかもしれません。

そこで今回は、正真正銘都会のど真ん中である「名古屋城外堀」で見ることのできるヒメボタルを紹介します!私が訪れたのは2020年5月29日、23時~24時にかけてばっちり見てきました!

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場所

徳川家康が建てた名古屋城は非常に大規模な造りで、何重にもお堀が設けられています。その一番外側、南と東の2面にあるものが特に外堀と呼ばれています。ホタルが見れるのは主に南側の部分です。

最寄り駅は地下鉄市役所駅から徒歩5分、久屋大通駅から徒歩10分程度です。地下鉄の駅から歩いて5分でホタルを見ることができてしまうなんて驚きですよね。

この外堀のすぐ隣は名古屋の繁華街の中心部である栄エリア。最近リニューアルしておしゃれに生まれ変わった久屋大通公園と、そのシンボルである名古屋テレビ塔が見えます。

その反対側には、レトロな近代建築の名古屋市役所愛知県庁を始めとした名古屋の政治、行政の中心地である官公庁エリアが広がっています。

栄エリアと官公庁エリアという名古屋の商業・行政の中心部に挟まれているのが名古屋城外堀なのです。昼間の外堀はこんな感じ。

そして、この外堀のほぼ真上には名古屋高速が走っています。車の走行音もしっかりと響き渡ります。

さらに、1970年代まではこのお堀の中をお堀電車と呼ばれた名鉄瀬戸線の電車が走っていました。今となっては地下へ潜っていますが、まさかこんな場所にホタルがいるなんて信じられませんよね。。

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外堀北側

それではいよいよ真夜中の外堀に出かけてみます。ホタルがいる場所にはこのように看板が立てられていました。

まずは外堀の北側を歩いてみます。北側は盛土のようなものがされておりお堀の中は見えませんが、梅雨も近づく時期でちょうどきれいな紫陽花が咲いていました。

この場所は街灯もあってそこまで暗くはないのですが、たくさんのホタルがしっかりと光っていました!写真に撮るのはなかなか難しかったのですが、「紫陽花とホタル」という素晴らしい組み合わせも見れました。

外堀南側

今度は外堀の南側を歩いてみます。外堀に架かる橋はどれも古くてとても趣があります。

このコンクリートの塊は、先ほど紹介したお堀電車の遺構です。もう50年近く前のことですが、至るところに痕跡が残っているのでそれを探すのも面白いですよ。

南側には遊歩道が整備されていて歩きやすいですね。そしてやはりこの高速道路の近さ。

外堀の中の草原をじっと見つめていると、ところどころで発光しているのが確認できます。ここもかなり明るくてホタルまで遠いので写真には写せませんでしたが、こんな環境にホタルがいるのはやはりすごいです。

護国神社

最後に訪れたのは愛知縣護國神社

手水舎の近くに咲く紫陽花の夜景がとてもきれいでした。

ホタルが見えるのは神社のかなり奥の方。外堀に面した斜面では本当にたくさんのホタルを見ることができました!実際に生で見るとちょっとしたイルミネーションみたいで感動します。

さらに草むらの中をしゃがんで覗いてみると、遠くにまたたくさんのホタルが光っていました。かろうじて紫陽花とホタルを同時に写すことができました!ホタルを撮るという意味ではこの場所が一番撮りやすかったです。

18年間住んだ名古屋ですが、久しぶりにここで暮らしてみるとまだまだ知らない場所がたくさんあるということが分かりました。これからももっと穴場を見つけていきたいと思います!