能登半島・観光列車乗り継ぎ旅 七尾線「花嫁のれん」編

石川

どうも、てりーぬです。

今回から石川県の日本海側に突き出た能登半島で、観光列車を乗り継いで奥地へと進んでいったルートを紹介します。まずは、古い町並みで大人気の観光地である金沢から、IRいしかわ鉄道とJR七尾線を経由して和倉温泉へと行く観光列車「花嫁のれん」の旅の様子から!

スポンサーリンク

名古屋から金沢へ

この日は実家のある名古屋から出発しました。まずは名古屋駅から7:37発の東海道新幹線ひかりに乗ります。

途中、滋賀県の琵琶湖の東側にある米原駅で乗り換え。次に乗る列車は特急「しらさぎ」金沢行きです。

途中、福井県内では北陸新幹線が絶賛建設中でした。

スポンサーリンク

金沢駅で「花嫁のれん」に乗車

先行列車が遅れているとかなんとかで、約10分遅れで金沢駅に到着。観光列車「花嫁のれん」の待つ4番ホームを探します。これだけ鮮やかなのれんが掛けられていれば迷いようがないですね!

もともとしらさぎから花嫁のれんへの乗り換え時間は13分間しかなかったので、しらさぎの遅れはかなり死活問題。めっちゃダッシュして、なんとか間に合いそうです。

ということでついに、花嫁のれんとご対面!そもそも乗り場までのアプローチが豪華でした。「花嫁のれん」とはこの地域にある風習で、嫁ぐ娘にもたせる色鮮やかな暖簾のことだそう。私も暖簾をくぐる花嫁になった気分で進んでもいいですか?//

この車両は国鉄時代からの編成を改造して観光列車にしたものですが、車体は加賀友禅や輪島塗りをイメージした映える赤に漆黒の組み合わせに塗り替えられており、高級感が感じられます。

車内の様子

では車内へと入っていきます!花嫁のれんは全席指定の特急列車なので、乗車券の他に特急券を予約する必要があります。今回の私の座席は「菊の間」でした。ここは2人で向き合う形の座席です。

普通の通勤列車とは比べ物にならないほど豪華な椅子が用意されています。

こちらは4人用のボックス席のようなエリア。それぞれの席は細い木材によって半個室のように区切られていて、家族やグループで落ち着いて過ごすことができそうです。

他に、椅子が窓際を向いていて車窓を思う存分楽しめるカウンター席のような座席もあります。

そして金沢の本物の金箔を使った壁面!眩しすぎる。。

乗車中の楽しみ方

車内の楽しみ方として、まずは車窓を眺めること。一面の田園風景が続くので、季節ごとにそれぞれ異なる趣きを味わえます。例えば秋にはこのように、実った稲穂で大地が黄金色に染まります。

また、車内では地元の様々な食べ物、飲み物が販売されています。ほたるいかなんて完全におつまみなんですが、このあと運転するのでお酒は控えて柚子ドリンクを選んでみました。

あと、郷土菓子や伝統工芸品などを広めようと、地元の方が乗り込んで営業に回ってくるのも花嫁のれんの特徴かなと思います。なにかよく分からないけど、おみくじのついた電球の中に折羽鶴がぶら下がったサムシングを(半ば強制的に)頂きました(笑)

こちらは押し売りに負けて買ってしまった「お菓子処 佐吉庵」というお店の和菓子。でもすごくかわいいですよね。

このお菓子を作っている姿を実際に車内で披露してくれていました。揺れる車内でこれだけ精巧な模様をつけられるなんてまさに職人技!

七尾駅で下車

終点は和倉温泉駅ですが、今日はその一駅手前の七尾駅で下車してみます。豪華なひとときはあっという間に過ぎてしまいました。

少し駅周辺を歩いてみましょう。駅を出ると、古いデパートを改造したような公共施設が構えます。

古い商店街のような一本道を10分ほど歩いていくと、

海にたどり着きました!ここは「道の駅 能登食祭市場」の一部で、七尾南湾を見渡せるようなデッキや広場があります。

アーティスティックなオブジェもありました。

この奇抜な建物が道の駅の本体。今回は次の列車まで時間がないので素通りしただけですが、七尾の海の幸を存分に味わえそうな雰囲気です。

帰りは別の道で。駅前までは運河のような穏やかな川が流れていました。水面がこんなに近くまで迫っているのがすごい、増水したら簡単に溢れちゃいそう。

ということで、40分くらいの駆け足で七尾駅まで戻ってきました。

七尾駅は次に乗車するのと鉄道「のと里山里海号」の始発駅でもあります。そこで次回は、続けて乗り継いだ「のと里山里海号」をご紹介します。お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました