どうも、てりーぬです!
山陰周遊の旅2日目は島根県に突入!境港からべた踏み坂を通って島根の県庁所在地松江にやってきました。国宝・松江城をはじめとするいくつかの観光スポットを、バスと鉄道と徒歩で巡っていきます!
松江市は島根県の県庁所在地。高松とか松山とかと間違えられやすかったりして、県庁所在地の中でも影が薄い方…。位置は島根県の東の端っこで、中海(面積5位)と宍道湖(面積7位)の2つの大きな湖の間というすごい面白いところにあります。存在を認知してもらうためにも記事を書きました!
松江城
鳥取県の境港にいた僕は、「松江境港シャトルバス」に乗って松江を目指します。
一畑バス株式会社:松江境港シャトルバス
このバスはJR松江駅を通って松江城まで行ってくれるので、松江駅からお城まで歩かなくていいのはありがたい。まずは立派なお堀の前に降り立ちました。
このお堀を渡ると広場があり、早速天守閣が見えてきました。この写真の右側の方には観光案内所があり、一時的に無料で荷物を預かってもらえます!
ででーん。国内で12しかない現存天守の1つで、国宝にも指定された貫禄のある構え。
天守閣は元々住むための場所ではないので、中は木の柱や梁が剝き出しのとても無骨で質素な造りとなっています。
現存天守の名物(?)と言えば急な階段!敵が攻め込んで来ても多少は時間が稼げます。
見下ろしてみる。今普通の建物でこんな急な階段を作ったら「違法建築」となってしまいますが。
天守閣のてっぺんからの眺め!奥に見えるのはシジミで有名な宍道湖(しんじこ)です。
興雲閣
松江城の周辺は他にも魅力がいっぱい。まずは松江城の南に位置する「興雲閣」へ。モダンな雰囲気を感じさせられる和洋折衷の建築で、明治天皇をお迎えするために建てたそうです。(結局来られなかったのだとか…。)
天井は日本建築っぽいのに、扉に取り入れられたアーチとかその他諸々は西洋風なのも面白いですね。
上品なカーテンだこと!いったいおいくらするのでしょうか。でも床は畳なんだ。笑
武家屋敷と堀川めぐり
今度はお城の北側へ回り込みます。四方を堀がめぐらされていますが、北側のお堀が一番城下町の雰囲気を感じられる場所です。
「堀川めぐり」といって、このような小さな船でマングローブみたいな堀の中を旅することができます。見てるだけでもとても風流ですね。
北東の隅から眺める松江城。林立する松からひょこっと顔を出す天守閣がかっこいい。
北側の通りは、古い武家屋敷が当時のままの姿で残っている「塩見縄手」という通り。
その武家屋敷は残念ながら改修中で、建物の中の見学はできませんでした。
おしゃれなお店もいくつかあるので、休憩したりショッピングしたりするのもいいですね。
一時期松江に住んだという小泉八雲の旧居も、武家屋敷の並びにあります。
松江歴史館
もう一度お城の東側に戻ってみます。この立派な建物は「松江歴史館」。純和風のお屋敷のような風格ですが、近年新しく建てられたみたいです。
たしかに外観はピカピカ。こういう資料館ってモダンな感じを取り入れがちですが、伝統的な構法でここまで忠実に作り込んでいるのは珍しい印象。よく建てたなぁ。
中に入ってみます。天井は高く窓は広く、伝統的な雰囲気もありながら現代チックな感じもあってかっこいい。
資料館も面白そうですが、今回はちょっとおやつ休憩。屋内にいながら縁側の雰囲気を楽しめます。
宍道湖(山陰合同銀行展望室)
そろそろお城周辺を離れてみます。南に10分ほど歩いていくと大きな橋が現れます。この橋の向こうが宍道湖なんですが、左にそびえ立つバブリーな無駄にごつい建物がありますよね。この最上階が展望室になっているので、行ってみます!
どんよりした空も相まってもはや禍々しい。。大した利用率も見込めないのに短期的な効果だけを求めて、後で運営費がのしかかってくる、いわゆる「ハコモノ」ですよね。
その建物のふもとに来ました。展望フロア専用の入り口があり、エレベーターが最上階まで直結しています。
14階の展望室はなんだかすごくリッチな空間。他に人はほとんどおらず、ほぼ貸切状態でした。
ということは、東西南北自由に眺め放題!まずは南西側、宍道湖。でっかいなぁ。
南側にはJR山陰本線があります。岡山行きでしょうか、ちょうど特急やくもが走ってきました。
松江駅
さらに15分ほど歩いて、JR松江駅に到着。松江城からだと約2.4km、歩いた時間は30分ほどにもなりました。
鳥取方面、出雲市方面と様々な列車が往来していますが、今から出雲市行きの列車に乗ります。
松江駅を出てちょっとすると、宍道湖のすぐ隣を走るオーシャンビュー!(?)
玉造温泉
その列車でたどり着いたのは、松江駅から2駅先の玉造温泉駅。せっかくなら温泉に泊まっていきましょう!
玉造温泉の温泉街は駅から少し離れていますが、旅館に泊まるなら駅まで車でお迎えに来てくれるはずです。
今回泊まったのは「白石家」という旅館。1泊2万円以上するプランもある中で、1泊夕朝食付きのフルコースで1万円ぽっきりの、”比較的”お得なプランを見つけたのでここを選びました。
女性はおしゃれな色浴衣を着て温泉街を歩けば、美しい夜景も見れますよ!
「美人の湯」と言われる玉造温泉のお湯は、化粧水のようにとろっとろで大満足でした。お料理もめちゃくちゃおいしかった。。詳しくは次の記事で紹介します!
まとめ
出雲大社とかの影に隠れてなかなか影の薄い松江ですが、行ってみると意外と面白いところが多いです。山陰を訪れるときは松江の観光もお忘れなく!