徳島駅5:40発の電車に乗ろうと目覚ましをかけて寝ました。
起きて時計を見たら、時計の針が一直線上に並んでいた(6時)
絶望。
次発の電車(6:09)にも間に合わない。1限にも寝坊する僕が5時に起きようとするのが間違いだった。
とりあえずチェックアウト。駅までの道のり、徳島のシンボル的な眉山と、ホテルの前の新町川。
徳島駅6:48発阿波池田行き徳島線特急「剣山1号」
つるぎさんって読むんですね。
徳島線はよしの川ブルーラインという愛称がつけられているだけあって、ひたすら吉野川と並行して走ります。
狂ってしまった計画をひたすら調べ直していたら、あっという間に阿波池田駅に到着。
駅の前で大歩危峡行きのバスを待つことに。
乗り場がよく分からず佇んでいると、目の前を乗りたいバスが無情にも通過。
…絶望。。(本日二度目)
阿波池田駅8:29発土讃線特急「南風1号」
なんぷうって読むんですね。
18きっぱーの僕は、特急に乗りすぎてる罪悪感に襲われながら車窓を楽しむ。
おおぼけって読みます。(これは知ってた)
「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」は、2億年の時を経て四国山地を横切る吉野川の激流によって創られた溪谷で、大理石の彫刻がそそりたっているかのような美しい景観を誇ります。名前の由来は、断崖を意味する古語「ほき(ほけ)」からという説と、「大股で歩くと危ないから大歩危」、「小股で歩いても危ないから小歩危」という説があります。(徳島県観光情報サイト・阿波ナビ)
まずは大歩危駅から北に15分ほど歩いて、大歩危峡を辿ります。
こちらが大歩危峡のメインとなる場所。川下りなんかもやっているみたいで、船乗り場の上から撮影。
すごい景色のはずなのに、精神的に疲れて特別な感想は生まれなかった。これが一人旅のよくないところかな。。
で、次に、川の反対側、山をひとつ越えたところにあるかずら橋へ行きたい。
大歩危峡からバスが出てるらしいんですけど、なにしろ本数が少ない!
いろいろ調べていると、ちょうどいい時間のバスがあった!!
ちょっと元気を取り戻して、バス停でバスを待つ。
バスが来て、ようやく乗れる、と思ったら、、
「フリー切符をお持ちの方でないとご乗車できません」
そんなの聞いてねーし!!!
……絶望。。。(本日三回目)
仕方なくヒッチハイクをすることに。(人生初)
いやこんなさらっと書いたけど、決断するのに30分はかかりました。
しかも、太いマジックペンも大きな画用紙もあるはずがない。
これを掲げながら、震える手をあげて待つこと約15分。
折れそうな心のそばに止まってくれたのが、奈良ナンバーの1人のおばさん!
「帰りたい」が「来てよかった」に変わった瞬間でした。。
乗せてくれて嬉しいとか、なんとか計画を遂行できるとか、自分頑張ったとか、いろんな思いを抱きながら助手席に座ってました。
お名前は中西さん。中西さんとは結局このあと約4時間近く隣に乗せてくれて、本当に様々な話をしました。
そんなこんなで、ついにかずら橋に到着。
車だと大歩危からかずら橋は約15分で行けちゃいます。誰かといるとあっという間に時が過ぎるんですね!
紅葉も少しずつ色づいていて、とてもきれい!
実際に渡ってみると、、
予想以上に怖かった。必死にしがみつきながら渡りました(笑)
橋の上からの風景もなかなかのもの。景色に集中できなかったけど!
ここからは、今度こそバスで再び阿波池田駅に戻って、電車で北上するつもりだったのですが、なんと中西さん、約30kmの険しい山道を運転してくださるそう…!
中西さんも一人でで寂しかったそうで。旅は道連れとはこういうことですね。
中西さんの運転で通った道は、それはそれは深い谷の上。
その名も、祖谷峡。
「いや」と読むんですね。(絶対読めない!)
深く切り込んだV字型の渓谷には、エメラルドグリーン色の祖谷川が流れ、上から覗き込めば、目がくらむほどはるか下に見える。秋には谷底から峰まで全山紅葉し、自動車、バスからも眺められる。
祖谷川沿いの断崖には、祖谷街道の開設工事で残った岩が突き出ており、岩の上には、かつて地元の子供達や旅人が度胸試しをしたという逸話をもとに作られた小便小僧が立っている。(大歩危・祖谷観光NAVI)
もっと天気がよくて、もっと紅葉も色づいていれば最高だったのに。。
にしても圧巻の景色。下を覗き込んだときの奥深さは尋常じゃない。
すれ違うのもやっとだった山道も徐々に抜け、阿波池田まで送って頂いてしまいました。
中西さんが教えてくれたのですが、うだつの家という古民家が有名らしい。
家の中にも入ることができ、歩くたびに床が軋んで外れちゃうんじゃないかと。
このような貴重な民家が残っているのは素晴らしいことですね。
なかなか酷い悪路を何時間も運転して頂いた中西さんには感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!!!
次回は、こんぴらさん参り、そして名古屋まで帰っちゃいます。
お楽しみに!