夏の奈良を2万本のろうそくが照らす「なら燈花会」に行ってきた

奈良

どうも、てりーぬです。

夏休みは各地で様々なお祭りが開催されますが、今回は古都・奈良の夜を灯籠が照らし出す「なら燈花会」を紹介したいと思います。2018年に撮影した美しい燈花会の風景をたくさんお見せします!

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「なら燈花会」の概要

「なら燈花会」は2018年で20回目の開催を迎えた夏の奈良の風物詩。世界遺産が点在する奈良のまちで、2万本ものろうそくに火がともります。

会場は鹿が住み着く奈良公園とその周辺で、開催期間は8月上旬からお盆にかけての10日間。かなり広いエリアに明かりが灯るので、たっぷりと楽しめますよ。

「なら燈花会」基本情報
開催期間:2019年8月5日(月) ~ 2019年8月14日(水)
点灯時間:19:00~21:45
開催場所:奈良公園一帯
URL:http://www.toukae.jp/
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奈良駅と三条通り

会場へはJR奈良駅から行ってみます。木材を使った格子の天井がいい感じ。

奈良駅から奈良公園までは三条通りを歩くのがおすすめ。歩道が広いので歩きやすく、おしゃれなお店もたくさん並んでいます。

日が暮れてしまう前に早めのディナー。三条通りにある「大和CAFE」でおしゃれなプレートをいただきました!

猿沢池と五十二段

夜になったらライトアップ会場へ向かいます。奈良駅から最も近い会場は、駅から歩いて15分、猿沢池と五十二段会場。猿沢池の周りを囲む灯籠と緑の光が本当にきれい!

この灯籠はLEDなどの光ではなくて、実際にろうそくに火をつけて照らしています。2万本のろうそくに手作業で火をともすという、丹精込めて作り上げられたイベントです。

猿沢池の南西側にあるウッドデッキには灯籠がハートの形に並んでいました♡

猿沢池から興福寺へと続く52段の階段にもろうそくの明かりは灯っています。

興福寺

52段の階段を上りきると待ち構えているのは、オレンジ色にライトアップされた興福寺の五重塔。世界遺産です!

いかにも”和”な風景にとても貫禄を感じます。

奈良県庁

ぜひ立ち寄ってみてほしいのは、興福寺の向かい側にある奈良県庁。建築的な視点から見ると、典型的な戦後のモダニズム建築といった感じで、旧国立競技場の設計にも携わった片山光生が設計しました。

庁舎の前の広場にも灯籠がありました。

奈良県庁では屋上に出ることができます!西の方を見ると東大寺の大きな社殿と、バックには山焼きで有名な若草山が鎮座しています。

南側には興福寺の五重塔と奈良市街の夜景が一望できてとてもきれいでした。

浅茅ヶ原

さあ、次に向かったのは浅茅ヶ原(あさじがはら)という会場。個人的にはインスタ映えする写真を撮る那覇ここが1番だと思います!

苔むした原っぱに並んだ灯籠と、水辺に写り込む光と、すべてがちょうどよくて和みの空間です。

竹籠に包まれてランタンのように浮かんだ灯籠と浴衣の組み合わせなんて反則です、、本当に浴衣が似合う光景でした。

ロウソクたちが我々の気持ちを代弁してくれました。そりゃもう最高ですよ。

このランタン風の明かりなんてもうインスタ映えしかしない!「なら燈花会」のロゴがおしゃれですね。

浮見堂

カップルに圧倒的おすすめなのが、浅茅ヶ原会場に隣接した浮見堂会場。明かりのついた小舟に乗って池に漕ぎ出すことができます。オレンジ色の太い光の線はぜんぶその小舟です!

浮見堂とは池の上に浮かぶ小さなお堂のこと。こちらもライトアップされて、暗がりの中に鮮やかに浮かび上がっています。

カメラで撮るとボートの部分が消えて火の玉みたいになってしまった(笑) まあお盆も近いしきっとそういうことですね。

舟の上から眺める浮見堂の燈花会はこの上なく素敵なんだろうなぁ。

ちょっと遠くから見てみるのもとてもきれいです。

浮見堂の近くはたくさんの人で賑わいますが、対岸まで来るととても静かで穏やかな雰囲気になりました。

まとめ

すべての会場へ行くことはできませんでしたが、これだけ見て回って1時間半くらいかかったと思います。人ごみの中を歩き続けたので疲労感はありましたが、それ以上に美しく暖かい光に包まれて大満足でした。

派手な花火大会もいいけれど、しっとりと照らし出された歴史と自然を味わうのも趣深いですね。奈良の人々が丁寧に築いてきた素晴らしいこのイベントに、ぜひ足を運んでみてください!