肥薩線・観光列車乗り継ぎ旅「いさぶろう・しんぺい」編

熊本

どうも、てりーぬです!

今回は観光列車王国の九州で、観光列車を乗り継ぐ旅をしていきます!

鹿児島県の隼人駅から熊本県の八代駅を結ぶ肥薩線は、数々の観光列車が集う聖地のような路線。その中でも、3つの県をまたぐ吉松-人吉間は日本三大車窓ループ・スイッチバック、古い駅舎の秘境駅といった、鉄道ファンのみならず楽しめる見どころが盛りだくさん!「いさぶろう・しんぺい」という観光列車に乗って行きます!

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吉松駅まで

鹿児島空港に降り立った私は、まずはバスで鹿児島本線と交わり肥薩線の起点である隼人駅へ。その間に宮崎へ行ったりといろいろとあったのですが、それは華麗にスルーして「いさぶろう・しんぺい」号の始発駅である吉松駅を目指します。

こんな九州の端っこになぜJR西日本の車両が?ドクターイエロー的な存在ですか?

肥薩線吉松駅行きのごく普通のローカル線に乗車。

出発待ちに観光列車「はやとの風」に出会いました。この列車も吉松駅へ行くので本当はこの列車にも乗れるとよかったのですが、諸事情により断念。

吉松駅に着く直前の普通列車から見た車窓の風景。この時点でもうすでに美しいという。

ということで、吉松駅に到着。

さて、ここから「いさぶろう・しんぺい」に乗車しますよ!「いさぶろう」と「しんぺい」という列車名は、難関だった肥薩線を建設した明治時代の偉人からとったもの。吉松方面が「いさぶろう」、熊本方面が「しんぺい」なので、今回は人吉駅行きの「しんぺい2号」に乗りました。

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車内の様子

まずは車内の様子から。もともとごく普通の列車を改装しているのですが、ただのローカル線の列車からは想像できないくらいの豪華さ!座席はこのような感じで、茶色を基調とした内装が丁寧に施されており、とてもシックな雰囲気です。

窓のブラインドを下ろしてみると、ここにもこだわりが。竹でできた和を感じさせるおしゃれなものになっていました。

吉松駅を発車すると、霧島連山をバックにえびの高原を見下ろすとても贅沢な車窓が広がっています。

真幸駅

吉松駅から人吉駅までは3駅すべての駅に停車します。駅そのものが見どころになっていて、それぞれの駅で数分間停車してくれるので、その間に途中下車してみます。まずは肥薩線唯一の宮崎県の駅、真幸駅から。

真幸駅の魅力は、駅の前後で2度方向転換をするスイッチバックを行うこと。このように駅の先は線路が行き止まりになっていました。

停車中の車両。洗練されたデザインがかっこいい!この列車のデザインは、当然のように、日本各地の観光列車をデザインしてきた水戸岡鋭治によるものです。

車両の中央には大きな窓もついていて雄大な景色をたっぷりと眺めることができます。

肥薩線には相当古い駅舎がそのまま残っているのも特徴です。 本当に明治時代に戻ってきたような趣があります。    

この鐘を鳴らすと幸せになるらしい。

それでは、列車は進行方向が変わって再出発します。これが1つ目のスイッチバック。

少し進んだら、もう1度スイッチバックをして進みます。

スイッチバックは、ジグザグに進むことによって、少しでも緩い勾配で峠を越えようとするもの。鉄道はゴムタイヤの自動車とかと比べて圧倒的に坂道に弱いので。それでもちょっと進んだだけで駅全体を見下ろせる高さまでやってきました。

そうして列車は宮崎県と熊本県の県境にある矢岳峠に差し掛かります。この峠を越える「矢岳越え」からの車窓は日本三大車窓の1つに数えられています。この区間を走る時は徐行運転をしてくれるので、絶景をじっくりと堪能することができます。

えびの盆地と霧島連山のこの見晴らしがもうね、最高ですね。それと右の奥の方にうっすらと小さい山が見えますか?見えますよね!?これが桜島です!写真撮る人が「写真じゃ伝わらない!」って言うと言い訳にしか聞こえないのですが、これは本当に自分の目で見ないと分からない素晴らしさがあります…。

スイッチバックと日本三大車窓についてはこちらの記事もぜひご覧ください。

【信州撮影の旅】日本三大車窓・姨捨の棚田とスイッチバック
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矢岳駅

次の駅は矢岳駅。だったので、3駅続けて違う県というとても珍しい場所でした。

この駅も大正ロマンを感じさせるとても古い駅でした。こんなの観光列車が走ってなかったらただの秘境駅ですよね。(褒めてる)

いやー、いい写真。

大畑駅

最後に停車するのは大畑駅。「おこば」って読むんですよ、絶対無理ですよね。

まず駅としての見どころは、これまた古い駅舎にびっしりと貼られた名刺。

なんか名刺を貼ると出世するらしいですよ。みなさんもばっちり個人情報を残していったらいかがですか?

そして大畑駅なによりの特徴は、日本で唯一のループ線上にあるスイッチバックの駅ということ。スイッチバックするために線路はここで行き止まりとなっています。

これは大畑駅へ着くちょっと前の風景。左下に小さく見えるのが大畑駅です。すごく高いところを走っていることがよく分かりますよね?この標高差を少しでも緩やかにするために、大きくカーブをしながら下っていくのがループ線です。階段に併設されたスロープと同じ原理です。

ループ線は全国にまだいくつかあるのですが、そのほとんどがトンネルの中だったりするんですよね。いつのまにかループを抜けてたという場所が多いのですが、大畑ループにはトンネルがないのでちゃんとループを実感できます!

駅に近づいたら今度はスイッチバック。スイッチバックも勾配を克服するためのものだったので、いかに険しい道を進んでいるのか。今では数が少なくなった鉄道遺産を一度に楽しむことができちゃいました。

駅からスイッチバックの方を見てみます。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、右奥の線路がループ線。吉松方面からぐるっと一周しながら勾配を下ってきた列車は一度真ん中奥の線路へと入ります。そこでスイッチバックして手前にある大畑駅へ停車。その後もう1度スイッチバックをして、左側の線路へと進んでいきます。

どれだけ言葉で説明するよりも、地図で上から見た方が一発で分かると思うので、Google先生お願いします!

人吉駅

青く澄んだ球磨川を渡ったら終点の人吉駅まであと少し。

そうして人吉駅に到着。3県に渡る険しい道のりをお疲れ様でした!

熊本からやってきた真っ青な観光列車「かわせみ」と並びます。人吉駅が観光列車の結節点のようになっていました。

さて、次回は人吉駅で待機していたこいつに乗車します!お楽しみに!

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