【西日本放浪記】バックナンバー
出発前 発案編
出発前 18きっぷ電車旅に必要なもの6選+α
一日目 大阪編 泉大津港までの道のり
一日目 瀬戸内海クルーズ 阪九フェリー「ひびき」に乗ってみた
二日目 大分のUSA!八幡宮の総本社・宇佐神宮
二日目 湧出量日本一!別府温泉地獄めぐり
二日目 大分・由布院の格安民宿に泊まる
三日目 宮崎・小渕健太郎ゆかりの地めぐり
ネカフェに泊まっていた僕が、朝起きたのは4時半。普段大学の授業ある日は9時にすら起きられないから不安だったのですが、こういう日は起きられるんですね(笑)
これから向かうのは、日本最南端の駅「西大山駅」。指宿枕崎線という、その名の通り指宿と枕崎を通るローカル線に位置しています。まずは鹿児島県の位置関係を見てみましょうか!
薩摩半島の隅を沿うように走っているのが指宿枕崎線。砂蒸し風呂で有名な指宿を通って終端の枕崎まで伸びています。
まずは鹿児島中央駅4:51発指宿行きの電車に乗ります。だんだん空が白んでいくのが窓越しに見えました。海沿いの路線なので車窓がきれい!
枕崎駅
指宿ではすぐ枕崎行きの電車に乗り継いで、端っこの枕崎駅まで行っちゃいます!
ちょっとレトロな感じの駅舎。
ここ枕崎は日本の本当に端の端なので、このような立て札もありました。北海道の先端、稚内から日本全国つながっている線路は、ここで終端を迎えます。
せーんろはつづくーよーどーこまーでーもー♪、と言いますが、そんなことはありません。ここでおしまい。
ここでちょっとこの駅の時刻表を見てください。最寄駅が30分に1本しか電車が来ない…、終電が早すぎる…、と嘆いてる人もこれを見れば元気が出ると思います(笑)
枕崎駅に来る電車は、なんと1日6本!終電も20時より前です。本当のローカル線とはこのようなところなんですね。
始発に乗ってまでここへ来たのもこれが理由で、適当に描いてみたダイヤグラムを見てください(意外と時間がかかった)。
少しわかりづらいかもしれませんが、西大山、枕崎どちらも行こうとすると、9時以降は本数が激減するため、始発に乗らないとかなりのタイムロスになってしまいます、!
もう二度と来れないかもしれないので、乗りつぶしマニアとしてはどっちも行っておきたいところ。そんなわけで、始発に乗って枕崎にたどり着いたら、17分後に発車する同じ電車で引き返してきました←
西大山駅
この電車で、ついに日本最南端の駅に到着!このとき時刻は8:29。
ここでちょっと疑問を感じませんか?そう、沖縄には駅はないのか。
結論を言ってしまえば、あります。
ゆいレールというモノレールが那覇を走っており、真の最南端、最西端は実は沖縄にあるのですね。しかし、このゆいレールが開業したのは2003年。それまでは西大山がれっきとした最南端だったわけです。そんな経緯で、最西端と最南端には苦しまぎれに「JR」という文字が付いていることにお気づきでしょうか?
↓このときも同じ現象が起こっています↓
まあ、僕はそんなことは気にせず、最南端と書いてあるのだからそれでいいじゃないか!という精神で最南端を満喫してきました(笑)
バックに写っている山は桜島…、ではなくて開聞岳という火山。
ここから何か送ればよかった、!
ちゃんと記入してきました。
意識高い大学生は自撮りも怠らない(二度目)。
これ、僕の自撮り史上最高傑作だと信じています(笑)
撮れるまで15分くらい一人で格闘してました。誰もいなかったからよかった…。
滞在時間約30分。あっという間に帰りの電車が来てしまいました。このブログのホームに設定している写真もここで撮りました。これすごい気に入ってる!
誰一人いない無人駅だったけれど、みんなから愛されている駅だと感じました。自然に囲まれた朝8時半の朝日はぽかぽかで、とても気持ちよかったです!
指宿駅
ここまで来たら、やっぱり砂蒸し風呂に入らなきゃ!てことで、駅から15分ほど歩いたところにある砂むし会館「砂楽」という施設へ行ってきました。
二階に入り口があります。
更衣室で服をすべて脱いで、下着など何も着用せず素肌の上から浴衣を着ます。タオルを持って外へ出ると、砂に埋もれる場所があります。条件がよいと波打ち際で埋まることができるそうなのですが、この日は海岸沿いにある、屋根の着いた全天候型の砂むし場で砂浴しました。
お兄さんに砂をかけてもらうと、体中にずっしりとした重みが。10分程で汗が吹き出しさわやかな気分になるそうですが、5分くらいで指先、足先がかなり熱く感じてきました。ちょっとずつ場所をずらしながらなんとか10分耐えて、自分で砂から出ます。そよ風がめっちゃ気持ちいい!
そのあとは、砂を落として、館内にある普通の温泉に浸かってから、着替えて完了。一人ってのがちょっと気がかりでしたが、まあそんなこと気にせずにとてもリラックスできました。長旅の疲れを癒すちょうどいい充電タイムだったんじゃないかなと思います!
目の前に広がる海岸沿いを、指宿のお土産を食べながら歩いていると、鳥の影が地面に映ったと思った瞬間、まあトンビにやられました。もってかれました。菜の花蜜蜂マドレーヌまだ半分しか食べてないのに!!みなさんも気を付けてください。。笑
指宿駅から鹿児島中央駅まで、快速「なのはな」にも使われる菜の花色の電車で戻ります。
疲れを取った後は、鹿児島市内を散策します!
ちょっとそろそろペースを上げていきたいと思います、、お楽しみに!