今年もスキーシーズンが到来!!!
みなさん、スキー場へはどのように行っていますか?ツアーバス、マイカーなどが一般的かと思いますが、関東からだと電車で行くのもとても便利なんです!電車、主に新幹線でスキー場へ行く手段や魅力について、一鉄道ファンの視点から語っていきたいと思います!
スキーは幼い頃から年数回のペースで行っており、大学からスノボを始めて昨シーズンも計5日間ほど雪山にいたので、スキー&スノボの最低限の知識はあると思っています。新幹線と言うと「高そう」「荷物や乗り換えが面倒くさそう」と思いがちですが、良い面もたくさんあるのですよ!
おすすめする理由
速い!
当たり前ですが、新幹線は速い!例えば東京駅からガーラ湯沢スキー場まで、車だと2時間50分程度、新幹線だと1時間31分(Googleマップ調べ)。片道で1時間20分程度、往復で2時間40分程度も差があります。
日帰りバスツアーだと10時から15時半までしか滑れないのに、新幹線で行けば9時から17時までたっぷり滑れる、ということもあります。渋滞に巻き込まれる心配もありません。それだけ長く滑れるというのは魅力ですよね!
安全!
バスツアーやマイカーで行くときに一番心配なのが「安全」についてだと思います。雪道に慣れていないと運転するのも怖いですし、ツアーバスの痛ましい事故も記憶に新しいです。
その点、新幹線の運行の安全さは世界に誇るレベル。自分も何回もツアーバスを利用してきましたが、安全を重視するのであれば、迷わず新幹線を選ぶのがよいと思います。
自由!
ツアーバスは基本的に集合場所からスキー場まで直行しますよね。乗り換えなしでスキー場まで行けるというのはもちろんツアーバスの長所です。しかし逆に、拘束されている時間が長いとも考えられませんか?
「え、電車だって駅も時刻も決まってるから同じでしょ?」と思う方もいると思います。たしかにその通りなのですが、駅にはスキー場よりも充実した施設が入っていることもあり、駅でお土産や駅弁を選んだり、温泉に浸かったり。…といった楽しみ方も電車ならできます!そこらへんは後で詳しく話しますね。
電車で行きやすいスキー場
電車は線路の上を走る以上、行きやすいエリアも限られてきます。まずは各新幹線の位置関係を。
上越新幹線エリア
僕の一番のおすすめは、上越新幹線の沿線、湯沢エリア。東京駅から1時間20分ほどの「越後湯沢駅」周辺には数々のスキー場があります。ポイントは、駅からゲレンデが近いということ。その近さから気軽に行くことができ、長い時間滑ることができます!
特にガーラ湯沢スキー場は上越新幹線「ガーラ湯沢駅」直結のスキー場。冬にはガーラ湯沢行きの臨時便が多数運行されます。他にも、在来線に乗り換えれば岩原スキー場や上越国際スキー場もその名を冠した駅があります。さらにその他多くのスキー場も、越後湯沢駅までシャトルバスを運行しているので便利!
北陸新幹線エリア
2年前、金沢まで延伸された北陸新幹線。その沿線にも多くのスキー場が点在し、戸狩・斑尾・野沢エリアは「飯山駅」からバスで約30分。少々遠くなりますが、志賀エリア、白馬エリアといった超人気エリアも「長野駅」からバスで行くことができます!
ちなみに、JR大糸線には「白馬駅」が存在していて、特急あずさも新宿から1日1往復直通しています。時間はかかりますが、白馬エリアへ行くならこっちもなかなか楽しいですよ!
東北新幹線エリア
東北新幹線に乗れば、東北のスキー場にも容易にアクセスが可能。「郡山駅」で在来線に乗り換えて「猪苗代駅」からは磐梯エリアの各スキー場へ、「山形駅」からは広大なコースを持つ蔵王温泉へバスで行くことができます!
上手に電車を利用する手段
ツアーを利用する
おそらく一番楽で安心なのが、旅行代理店などで申し込めるツアー。気になるお値段の方ですが、諸経費全部セットで一泊2万~3万円、日帰りなら1万円を切ることも!バスやマイカーなどと比べても、めちゃくちゃ高いって訳ではないような気がします。
かの有名な「JR SKI SKI」が大々的にキャンペーンを行っていて、ネット予約もできちゃいます。大学生なら大学生協にもパンフレットが置いてあるはずなので、気軽に行けますね!
お得な切符を利用する
学生のみなさん!新幹線は当然学割が使えます!運賃が20%割引になるので、東京-越後湯沢間であれば片道の指定席が6,740円➝5,800円に。
また、JR東日本ではえきねっとというサイトでお得に切符を購入できます。例えば、上越新幹線「たにがわ」であれば「トクだ値」で15%割引に、「お先にトクだ値」では35%も割引になります。片道の指定席は6,740円➝4,380円なのでかなりお得!
ただここで注意する点は、学割と「トクだ値」は併用できない、「トクだ値」の割引率は路線や種別によって変わる、ということ。しかも「お先に~」の方は割と一瞬で売り切れてしまいます。またこの方法で行くとリフト券やレンタル、宿泊先など全て自分で手配しなければいけないので、スキー場界隈に慣れていない方は大変かも。。
青春18きっぷを利用する
さて、このブログのオリジナルコンテンツとして、この行き方を紹介せずには終われません。片道2,380円、日帰りなら往復でも同じ値段の青春18きっぷを使えば圧倒的にお得です!
もし青春18きっぷでスキー場へ行くなら、ほぼ湯沢エリアしかないですね。18きっぷでは普通電車しか乗れないので、新幹線のように速く移動できません。そのため乗車距離が短いのと、駅からスキー場が近いというのが重要な要素になってきます。
上野駅から高崎線、上越線を経由して越後湯沢駅まで約4時間。さらに他のリフト代なども全部自己負担と、それなりの覚悟は必要ですが…、でも決して不可能ではありません。本数が少ないので、おすすめのダイヤを載せておきます!
道中の楽しみ方
少しお話しましたが、電車の時刻を考えれば駅で自由に過ごす時間も確保できます。その中でも、越後湯沢駅は最強。駅併設の「CoCoLo湯沢」では、食事をしたり、
小さいですが温泉にも入ることができちゃいます!
酒風呂【湯の沢】|ぽんしゅ館越後湯沢店
また、最近新しくなった長野駅でも駅ビルに入っている「MIDORI」でお土産やお食事、ショッピングなどなんでもできちゃいます!
同じ北陸新幹線の飯山駅も利用者の多くが雪を楽しむ人ということもあって、「飯山駅観光交流センター」では雪山で必要なものが購入・レンタルできたり、様々な情報を入手できたりします。
カフェやレストランもあり、とてもおしゃれな空間が広がっていました。正直ここは本当に居心地いいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか!最後まで読んでいただきありがとうございました。スキー&スノボがメインとはいえ、電車を使えばそれはもう立派な電車旅。この記事が少しでも役に立って、少しでも電車旅の魅力が伝われば幸いです!
それでは、次の記事もお楽しみに!