ゴールデンウィーク、それは絶好の旅行のチャンス。(青春18きっぷは期間外ですが…)
祝日も授業をするような大学が1週間ほど休講になったので、どこにも行かないなんてもったいない。弾丸で帰省&京都へ行ってきました!
京都へ行く前日に、バスで夜の9時ごろ名古屋に着いた僕。今回初めて昼行バスを使ってみました。その道中で見えた富士山。
今回京都を訪れたのは、どうしても会いたい人がいたから。高校卒業以来1度しか会っていない友人monchi(サークルでもんちって呼ばれてるらしい。違和感しかない。笑)の生存を確認しに行くため!
今年の春から京都で一人暮らしを始めた彼の家に泊めてもらうことになっていたので、まずは荷物を置かせてもらいに行きます。駅で市バスに乗り換え、最寄りのバス停まで。バスを降りて、一歩ずつ歩みを進める。
ついに彼の住むアパートに到着。恐る恐るチャイムを鳴らす。。
「あれ、着くの早くね??」
おおーーー!monchiだ!!生きてた!!!
予定より早く着いちゃってごめん!!!笑
これまで語ってくれなかった2年間を話したりして、少しだけぐだぐだしたら、今日の小さな旅のスタート!
大学生になってからもう何回も訪れている京都。京都市内の有名どころはだいたい行き尽してしまいました。それでも全然行き足りないのが京都なんですけど!
この日は中心地から外れて、ちょっと行ってみたいなと思っていた比叡山を登っていきます!
比叡山とは、京都と滋賀の境にそびえる標高848mの山。比叡山と言えば、最澄により開かれ、世界遺産でもある天台宗の総本山・比叡山延暦寺が有名ですよね。
その比叡山の位置と、この日のルートをざっくりと。
こんな感じでぐるりと一周する計画。来た道をそのまま戻るなんてつまらない!いつも一筆書きできるルートを探してるんですが、今回はすごくいい感じのルートを見つけられました。
一筆書きのスタート地点は、叡山電鉄出町柳駅。路面電車のような小さな車両に乗り込みます。
途中の駅で高校からの友人で京都では再三お世話になっているannieと合流。そんなわけで、今回はterrineとmonchi、annieの三人でお送りいたします!こうやってペンネーム多様していくのちょっとブログっぽくないですか?え、そんなことないって??
駅前には、大原から流れる高野川が。
比叡山には、京都側滋賀側どちらからもケーブルカーで登ることができます。でもこのケーブルカー、運賃がなかなか高め!少しでも節約する&運動のために今回は「登山」することにしました!
これが見た目よりかなり急な坂。
あれ、これ本当に進めるの…??
嫌な予感は的中、ここで行き止まりになってしまいました。もっと進めそうなのに!仕方なく来た道を下る。約30分ほどのタイムロス(泣
ケーブルカーさん、お久しぶりです。乗るのはこれだけだから…、あとはちゃんと登山するから…、と誓い乗車。
京都側のケーブルカーは「叡山ケーブル」といい、高低差が日本一だと車内放送で自慢してくれました。
終点に到着!もうすでに標高は600mほどあるので眺めがいい。
ここからさらにロープウェイで山頂まで行けちゃうんですが、スルーして「登山」します!今度こそちゃんとした道がありそうだ!笑
山の中をどんどん歩いて行く。え?こんなのただのハイキングだって?いいえ、れっきとした「登山」です。(しつこい)
そして、ようやくそれっぽいところに到着!1時間弱は歩いたかな?意外と長かった…。
延暦寺は「東塔」「西塔」「横川」と呼ばれる三つのエリアに分かれており、それぞれに本堂があります。今回訪れたのは「東塔」で、延暦寺発祥の地なんだとか。
ここは大講堂。左右に祀られている、比叡山で修業した各宗派の宗祖の木造がものすごい貫録を出してました。
そして、延暦寺の総本堂である根本中堂。手前のテントで御朱印帳を預け、靴を脱いで中へ入ります。思えばannieの影響を受けて始めた御朱印集めですが、初めて一緒に御朱印を頂く機会となりました。
撮影禁止なので写真はありませんが、国宝に指定されている建物にはどこかたくましさを感じました。
滋賀側から徒歩で登ってくると最初に行きつく、延暦寺の山門となっている文殊楼。つまりここからは下っていくだけ!
と、その前に、三人はそろそろ空腹の限界。山の上には飲食店はほとんどなく、探しまくってようやく見つけたのが一隅会館という休憩所の地下にあるそば屋さん。食料にありつけた喜びと安堵で写真は一枚も撮っていません。笑
annieさんが女子力発揮してお弁当作ってくれたりしたら惚れてた。かもしれない。
ちょっと休憩したら、滋賀側の道を下山していきます。ちょっと迷いそうになったけど、なんとか下れそう。
ひたすらこんな道が続く。気を抜くと足下をとられてしまいます。
登山では案外上りより下りのがきついものです。衝撃が足に伝わってくるのと、滑り落ちないように踏ん張るので。こまめに休憩をとりながらゆっくり進んでいきます。
すると、切れ間から見えてきた滋賀の街と琵琶湖!まだまだ道のりは長そう…。
1時間半くらいひたすら同じような道を下る。平地に着いた頃には三人とももうフラフラ。。笑
それでも、その麓でこんなものを見つけてしまったら行くしかない。
こちらは、全国3,800あまりの日吉、日枝、山王神社の総本山・日吉大社。
重い足を引きずりながら頑張って進む。
まだあるの…。猿を神の使いとする日吉大社では、この道の先に猿が飼われていました。
ようやくたどり着いたのは、西本宮桜門。日吉大社は西本宮と東本宮の2つの本宮と5つの摂社からなり、合わせて日吉七社と呼ばれています。今いるのが西本宮というわけですね。
桜門をくぐると正面にあるのが、日吉造と呼ばれる独特の形で国宝にも指定されている西本宮本殿…ではなくて、その2つ隣にあった白山宮の本殿でした。
こちらはちゃんと「西本宮」の拝殿。本殿の手前にあります。猿楽でもしてたのかな?
日吉大社って本当に広いんです。下山でかなりダメージを食らって、西本宮までたどり着くだけでもほぼ限界だったので、東本宮など他のエリアは断念。。
そんなわけで、そろそろ京都方面へ帰ります。「抹茶パフェ」とかの甘いものを体が欲していたんですけど、近くにそんなお店はありませんでした。おとなしく京阪石山坂本線の始発・坂本駅へ向かいます。
半分路面電車なので、とてもかわいらしい車両。これで京都まで…、の前に、途中駅で降ります。めちゃくちゃ疲れてたけどね!
みなさん、『ちはやふる』は見ましたか?その『ちはやふる』の舞台がここ滋賀県大津市の近江神宮なんです!あ、僕は原作も映画も見てないです。
歩いて5分だよ!って書いてあるけど、境内まで10分ほどかかりました。近江神宮は大津京を開いた天智天皇を祀るという由緒正しい神社なんだとか。
なんとか登りきると、そこに待っていたのは…!
「うわ、また階段かよ…。」
となってしまった僕をお許しください。あと、もうちょい見上げたアングルで撮るべきだった。
最後の階段もなんとか上りきって、無事お参りを済ませてきました。
10分程の差で御朱印の受付が終わってしまっていたんですけど、なんとかお願いして書いていただけることに。ご迷惑をおかけしました!
「どこから来たの?」と尋ねられたので、「東京からです」という嘘のような本当のことを答えときました。(こういうときいつもどう答えるか迷うんですよね)
さて、今度こそ本当に京都に帰ります。下り階段が響く(笑)
帰りはメインの鳥居から。
再び京阪電車に乗って一度浜大津駅まで。
ここで、京都市営地下鉄に直通している京阪京津線に乗り換えます。こっちは普通の電車でした。
「太秦(うずまさ)天神川」行き。よ、読めない…。そっか、太秦映画村とかあるところか…!
この路線は大津から京都へ至る有名な「逢坂の関」を越えたりして変化に富む車窓が見えたりしそうなんですが、さすがに皆さんお疲れで、僕も含めて爆睡してました。気づいたら三条。
そのあとannieさんおすすめのお店で他の同じ高校の友人と合流してめっちゃ飲みました。あ、量じゃなくて時間的に。さらに人数が増えた二次会も合わせたら5時間くらいかな?笑 (関西では「と↓り↑き↑」じゃなくて「と↓り↑き↓」って言うんですね)
なんだかんだまだまだタフです。みんなありがとう。楽しかったです。この日はmonchiの家で一泊。一晩お世話になります!
今日は普段あまり行くことのない京都(滋賀)の一面を見ることができたんじゃないかと思います。2人ともマニアックな計画に付き合ってくれてありがとうございました!
マニアックな旅はまだまだ続く。次の日も京都から滋賀まで、琵琶湖疏水に沿って歩いて行っちゃいます!ぜひお楽しみに!

本日のルート