どうも、てりーぬです！
今年も残りわずか。年が明けたら、初日の出を見に行きたいですよね！今回はちょっと足を延ばして、銚子の初日の出を見に行ってみませんか？
え、銚子って千葉の端っこだよね？そんな遠くへ朝早く行くには車じゃなきゃだめ？それか前泊…？
いいえ、そんなことないんです！実は、大晦日から元日にかけては夜通し電車が走っているのです！
首都圏の多くの路線では「終夜運転」を行なっています。基本的には山手線や中央線など東京の中心部で1時間に1,2本といった形が多いですが、初日の出や初詣で多くの人が訪れる場所へは有料の特急列車が運行されます。
https://www.jreast.co.jp/press/2018/tokyo/20181118_t02.pdf
銚子もその中の1つ。
実はその銚子の先端の犬吠埼は（離島や富士山などの山を除けば）日本一早く初日の出が見られる場所なんです！！チーバくんで言うところの耳のあたりですね。
日本の領土で最も早い初日の出は「南鳥島」らしいですが、そんな遠い離島なんてそう簡単には行けません。
その他も離島以外で最も東にあるのは北海道の納沙布岬ですが、そこの初日の出が最も早いかと思ったらそうではなくて、地球の地軸の傾きにより犬吠埼の方が早く日の出を迎えるみたいです。
早速、銚子までの行き方をご紹介
2019年1月1日のダイヤは以下の通りです。1号、3号はそれぞれ高尾、大宮が始発なので、様々な方面から向かうことができます。
犬吠初日の出号1号 新宿2:15→ 銚子4:21
犬吠初日の出号3号 新宿2:26→ 銚子4:39
犬吠初日の出号5号 新宿2:42→ 銚子5:07
座席は全席指定で、特急券はみどりの窓口やえきねっとで購入することができます。
新宿-銚子間の特急料金は2,060円、運賃は2,270円で合計4,330円です。
年末年始は青春18きっぷの期間中ですが、この列車は特急なので18きっぷは使えません！詳しくはこちらをご覧ください。
今回僕が乗車したのは「犬吠初日の出号5号」。首都圏の終夜運転を駆使して、始発駅の新宿に2時過ぎに到着しました。
停車位置の記された場所で待機。
やってきた車両は、千葉方面の便によく使われているごく普通の特急列車。とは言え臨時列車にはたくさんの鉄道ファンが群がってきます。
深夜2時から約2時間、真夜中の東京の街をこの車両に揺られて駆け抜けます。
途中停車した駅の電光掲示板。謹賀新年の表示にほっこりしますね。
丁度うとうとしかけた時に銚子駅に到着。この駅の近くで日の出が見れればいいのですが、海はまだ少し先なので、銚子駅で銚子電鉄に乗り換えます。
あまり伝わらないけど、星空がきれいでした。
乗り換え客でキャパオーバーだったので、1本見送って次の列車に乗りました。20分くらいは待ったかな？
こちらの列車名も「犬吠初日の出号」です、各駅停車だけど。
本来の終着駅は外川駅ですが、元日の午前10時までは「初日の出ダイヤ」となり、1駅手前の犬吠駅までの運転です。
http://www.choshi-dentetsu.jp/detail/news/34
その犬吠駅が初日の出スポットである犬吠埼の最寄り駅なので、終点の犬吠駅で下車します。
日が昇る海岸までは1本道を歩きます。かなり暗いので注意！
駅から大体10分くらいで海が見えてきます。すでに水平線が少し赤い！
犬吠埼の先端には灯台が建っていました。海と初日の出とこの灯台を入れて撮影するのも１つのポイントかも？
夜明け前の神秘的な時間帯にいろいろ見渡しています。にしても海沿いのこの時間は本当に寒い！防寒は完全防備で向かった方がよいでしょう。
日の出の予定時刻は午前6時46分。しかし、その時刻になっても一向に太陽は顔を出しません。分厚い雲に完全に隠れてしまっていました…。
その代わり、灯台の方面ではたくさんの風船が浮かんでいました。
トワイライトな空の色にカラフルな風船が重なってとても綺麗！
風船に見とれていると、ついに太陽が雲の下から出てきました！
もはや絶対に「日本一早い初日の出」ではなかったけれど、ちゃんと日の出が拝めてよかった！
冬の太平洋は大荒波。太陽の光が射し込んでとても幻想的な風景に。
この時間帯は何を撮っても美しく見えてしまう魔法の時間帯ですね。
おそらく風船を上げた場所では、様々なイベントを行っていたみたいです。めっちゃ寒いのにご苦労様です！
この時まだ時刻は午前7時半。この後は銚子の観光地を歩いてみるもよし、成田山に初詣に行くもよし。まだまだたっぷり時間があるので、青春18きっぷで房総半島を旅してみるのもおすすめです！
