【ライブレポ】8/4 コブクロ”心”ツアー 宮崎2日目 ※ネタバレあり

宮崎

2017年8月4日、ついに念願だった宮崎でのライブに参加してきました!

よく考えたら、地味にホールでのライブは初。その記念すべき初宮崎、初ホールでまさかの4列目!!最近はほんとくじ運がいいです。

せっかくなのでその時の思い出を記しておこうと思って書きました。残念ながらMCとかを覚えていられる記憶力は持ち合わせていないので、曲の感想を中心にいきたいと思います。

一部正確じゃない箇所もあると思いますがお許しください!書いていたらなぜか時代の流れの考察までたどり着いてしまったので(笑)、ちょっと長いですがよろしくお願いします!

※ネタバレにはご注意ください!!

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宮崎市民文化ホール

こんな感じのバスで到着しました。ライブ当日は増便してくれています。

歩いてすぐに会場に到着!

恒例のツアートラックも忘れずに。

こういう細かいところがかわいいですよねー!

会場の隣には池があります。

どこから来たのか、海も近くないのにカニがいました。

追いつめて遊んでみる。カニの流し撮り(笑)

ちょっと早めに着いたので、グッズを買い終えたらしばらくぼーっとして過ごします。

45分前に入場開始!4列目はやっぱり近い!!いよいよだー!

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セットリスト

それでは、まずはセットリストから!

  1. 君になれ(新曲)
  2. 君という名の翼
  3. tOKi meki
    -MC-
  4. 紙飛行機
  5. SUNRISE
  6. HELLO, NEW DAY
    -MC-
  7. LIFE
    -MC-
  8. 夏の雫(新曲)
  9. 流星
    -MC-
  10. Starting Line
  11. 蒼く優しく

  12. -MC-
  13. 白雪(新曲)
  14. memory
  15. 潮騒ドライブ
  16. ストリートのテーマ
    -アンコールMC-
  17. 未来
    -MC-
  18. 轍~わだち~

 

曲の感想と分析

全曲書いてる余裕がないので、特に心に残った曲をかいつまんで、自由気ままに感想を書いてみます!

1. 君になれ

いきなり新曲かぁ~!セットリストを考えるとき、1曲目だけどうしても決まらなくて、このツアーのために新しく作ったという曲。詳しい歌詞は覚えていないのですが、

今はまだ できなくていい

というような、全てを受け止めてくれる言葉がひたすら並べられました。

ちょうど自分も生き方をすごい迷っている時期だったので、「なんでそんな優しいの…。。」と1曲目から号泣してしまいました。

 

7.HELLO, NEW DAY

「心」のシングル収録の曲で、このツアーで初披露。

「真実の口」「サイ(レ)ン」というような世の中に警鐘を鳴らす曲でもありながら、そんなにとげとげしくなく、もっと聴く人に寄り添って、心を洗い流してくれるとても爽快感溢れる曲だなって感じました。変な比喩をすると、黒田さんの声が太陽の日差しみたいだなって(笑)

空に高く両手を広げて 太陽に大あくび

ライブではこのフレーズをみんなで歌いながら、ゆっくりと両手を左右に振りました!

 

8.LIFE

3月のファンフェスタで聴いて以降、ずっと聴きたかった曲!「心」がまだちゃんとリリースされてなかった頃、新しいコブクロが始まるんだなって強く感じたことを今でもよーく覚えています。

その人生は誰のもの? 面白くないことを面白く
一つでも変えられたなら 大したもの

この歌で僕が大好きな一節です。「誰のものでもない自分の人生なんだから、少しでも楽しく生きていければいい」、そんなことを常に考えるようになりました。

真面目に打ち明けた夢を
笑う奴が居れば居る程 でっかく育ってくんだ

このあたりは本当に小渕さんらしいなーって思いますね(笑) 「コンパス」とかの、初期の曲によく出ていたサラリーマンを辞めた時の「なにくそ」っていう感情がそのまま現れています。

 

心 [ コブクロ ]

その運命を背負って立て
重たくなってきた頃に 現れる人が君の大事な人

これってもしかして、黒田さんのこと?ですよね!?

面白くなってきた頃に
旅立つ人が君を見守ってくれる人 大切にしてた人

そしてこれは、きっと小渕さんのお母さんのことですよね。(もちろん、推測の域を超えてはいませんが)

そう考えると、軽快で心地よいメロディーの中にとても深みが増してくるようで、ますます好きになりそうです。

 

11.Starting Line

ラジオのリスナーの方の言葉を集めたこの曲は、優しく、力強く、エネルギー溢れる曲。

探して見つかるくらいの そんな確かなものじゃないから
あやふやな今にしがみついて 手探りの日々を繰り返して

いやー、ほんと人生って難しいですよね。そう簡単にうまくいくことなんて少ない。。幾度となく失敗して、その度にいろいろと嫌になりますが、「それでいいんじゃない?そうやって少しずつ進んでいこうよ」と、そんなメッセージを感じます。

少しずつ 少しずつ歩き出す 誰のためでもないこの道を

もしかしたら、この部分って「LIFE」とすごい強い繋がりがあるんじゃないかな、ってふと思いました。

 

12.蒼く優しく

最近一番聴きたかった曲!ちょうど自分がコブクロにはまった全盛期の頃の曲で、「蒼く優しく」だけまだ生で聴けてなかった!

5296ツアー以来一度もやっていないんじゃない?とは思っていたけど、小渕さん曰く、それは「この後にやる曲がなかったから。」それだけこの曲が膨大なエネルギーを持っているという証です。でも今回、「心」という曲ができて、ようやく次に演奏する曲が見つかった。そんなことを話してくれました。

心の叫びなど 誰にも聴こえない

この部分を歌っている黒田さんを、小渕さんがちょっと後ろで半分泣きそうな顔で(これが聴きたかったんだよ…。)って顔で見つめてて、それを見てこっちもさらに号泣ですよ。。後のMCで小渕さんが「未だに相方の歌に泣かされるとは…。僕は幸せ者です…!」的なこと(正確ではない)を話してくれましたが、そう思ったのは小渕さんだけじゃないよ!ここにもいるよ!てかきっとみんな同じ気持ちだよ!!

もうなんか顔がくしゃくしゃなるくらい泣いて、こんなに心の底から湧き上がってくる涙はライブでは初めてでした。二人の歌声、ハーモニー、曲の持つエネルギー、ずっと聴きたかったという気持ち、歌詞への共感、ステージの近さ、、全てに圧倒されました。

 

蒼く 優しく [ コブクロ ]

有名になりすぎて、どっちかというとキラキラ系の曲だと思いがちですが、実はコブクロには珍しくめちゃくちゃネガティブですよね。笑 諦めきれない夢に囚われて、本当の自分も見つからずに彷徨っている、誰もが一度は抱いたことのある感情だと思うんですよ。
(少なくとも僕はずっとそんな感じです。自分らしい生き方ってなんだろう、ってずっと考えてます…笑)

あの日の僕が ずっと待ってた 心の 行き止まりで
少しだけ話を きいてくれるかい?
少しだけ 休んでも良いかい?

最後には、心が極限まで追い詰められています。活動休止をした時のコブクロに重ねられなくもないですがそれは置いといて、ブラック企業で追いつめられた映画『ちょっと仕事やめてくる』の主人公に完全に一致してますよね。それに応えるように、次の「心」が始まります。確かに、これは完璧な流れですね。

 

13.心

“心”ツアーの核となるこの曲。映画『ちょっと仕事やめてくる』からテーマをもらってできた曲なわけですが、そのテーマがコブクロにも大きく影響を与えてしまったみたいです。「心」の後にできた3つの新曲「HELLO, NEW DAY」「LIFE」「君になれ」はどれも”心”や”人生”がテーマになっています。”心”ツアーもそれらが軸になって、今までで一番テーマ性が強いんじゃないか?と思えるほど統一感のあるセットリストのように感じました。

また、『orange』から”10年”というテーマをもらった「未来」のときも、パズルみたいに「TIMELESS WORLD」まで繋がっていきました。このように、タイアップがコブクロの方向性を決めてしまうという傾向が続いている気がします。

それだけ今の小渕さんの感受性が豊かになってきているのだとも捉えられますね。どんなものにでも寄り添うことができる小渕さんの繊細な心が素敵です!

 

KOBUKURO LIVE TOUR 2016 “TIMELESS WORLD” at さいたまスーパーアリーナ(初回限定盤)【Blu-ray】 [ コブクロ ]

そして、「心」の演奏が終わったところでスタンディングオベーションが!いやあ、こんなに力のこもった3曲を聴かされたら立つしかないよね。カラオケよく行くので分かりますが、「蒼く優しく」とか特に歌うとめちゃくちゃ疲れるんですよ。それを全力で歌いつくす黒田さんはやっぱりすごい。寝転びたくなる気持ちも分かります。笑

 

16.潮騒ドライブ

ライブ当日にゆかりの地をめぐった直後だったので、「あそこドライブしたのかな?」と思いを巡らせながら手を振るのがとても楽しかったです。それ以上に小渕さんは「この1週間で思いっきり宮崎を吸い込んじゃいました」って言っているように、宮崎を思い描いて作った曲を、宮崎で、多くのお客さんの前で歌えるなんて、この上なく幸せだろうなぁ~。

 

18.未来

率直な感想を言うと、もう歌う曲がなかったんだろうな、と。笑 正直もうここまでで歌うべき歌はすべて歌ってしまったような気がします。でもよく考えたら、この曲も「一人で抱え込まないでいいんだよ」「心が軽くなってほしい」という想いが込められた作品の主題歌だったなぁ、と。

映画『orange -オレンジ-』の主題歌をコブクロが歌う必然性
2015年12月、高野苺さんの漫画『orange』が映画化されました。この映画にコブクロの新曲「未来」が起用されることとなったんですね。大のコブクロファンとしては『orange』を見るしかない! ということで、漫画5巻すべて買...

2年前はまだ新曲だったこの曲も、いつの間にか過去の曲になっていて、そういう刹那を感じられるのがとても嬉しいです。

 

19.轍~わだち~

最後はみんなで歌って終わろう!ってことでしょう!これも歌いすぎて逆に曲の意味とかわざわざ考えないと思いますが、改めて見てみるといろいろ悩んでいるんですね。

眠れないほど悩んで 見えた答えがあるなら
君さえ知らない君を 見つける旅に出かけようよ

この「答え」が、今回だったら「何かを辞める」というように、その時々で答えが変わってくるのも面白いところです。

 

クロージング

いつも通りメンバー全員で手を繋いだりしましたが、そこでなんと!福ちゃんが投げたLEDリストバンドをキャッチしてしまいました!!大事にします!

 

まとめ

ホールだったからか、席が近かったからか、宮崎だったからか、いつも以上に響きがよかった気がします。今までで最高のライブでした!

“心”ツアーにサブタイトルをつけるとしたら、「人生に迷ってる人に聴いてほしいツアー」だなって。自分も社会に対していろいろ思うことがあったので(年齢的に察してください)、このセットリストは本当に心に響きました。

“心”の機微を様々なものに例えて、美しい言葉とメロディー、ハーモニーで奏でてきた、それがコブクロそのものだと僕は思っています。その中でも、心とストレートに対峙し向き合って、「もっと気楽でいいんだよ」というメッセージを強く押し出してきたのは初めてじゃないでしょうか。

10年前のコブクロではこんなツアーにはなり得なかったと思います。例えば、「風見鶏」という曲。僕も大好きな曲なのですが、

向かい風を探す 風見鶏のように
真っすぐ時代と 立ち向かい生きてゆきたい

というように、とても志の高い曲です。「頑張れなくてもいい」という考え方とは真逆ですよね。

どちらがいいとかではなくて、そんな風にコブクロも変化していっているということ。その変化を感じられるのがとても嬉しいし、よりコブクロへの愛が深まります。

そしてコブクロを変化させたのは、世の中の変化に他ならないでしょう。アーティストって多かれ少なかれ、背景には時代の流れがあります。ブラック企業にスポットが当たったり、スポ根の精神に疑問が呈されたり、それが本になって、映画になって、歌になって、そしてさらに社会が変わっていく、そんなことに気づくことができました。

自分だって常に変わっています。そんな自分の変化に耳を傾けて、心と寄り添って生きていきたいです。

 

おお……、なんかきれいにまとまっちゃった…。いやー、疲れた。なんでコブクロについて語り出すとこんなに長くなるんだろう。。文字数は5000字!これはもはやライブレポというよりもエッセイだな。笑

書きたい記事は溜まりに溜まっているので、今後も見てくださると大変うれしいです!そして最後まで読んでくれてありがとうございました!