こんにちは、26歳になったてりーぬです。
さて、本記事を公開した10月14日は鉄道の日!日本で初めて鉄道が開業した日であることから定められました。
毎年この日には、日本の鉄道史が始まった日にあやかって鉄道に関するコラムを書いておりますが、この企画も今回で6回目。より多くの人に「10月14日は鉄道の日」であることを広めていければと思っています!
昨年は「”電車”だと思っているそれ、実は”電車”じゃないかも?」という趣旨の記事を書きました。これまでよりもほんのちょっと想像力を広げるという意味で、ぜひこの記事も読んでほしいです。
さて、今年は今一度原点に帰って、改めて「鉄道旅の魅力」について考えてみたいと思います。私自身漠然と鉄道が好きだとは言っていますが、ではどのような点に惹かれているのかということを整理してみました。
多くの人が納得できそうな客観的な理由と、あまり賛同は得られなさそうなちょっとマニア的視点からの理由に分けて、私が完全に独断で考えた鉄道旅の魅力をお伝えしたいと思います!
客観的目線から
渋滞しない
一番最初に挙げられるメリットはこれではないでしょうか。鉄道の定時性は目を見張るものがあります。特に大型連休などの行楽シーズンは高速道路や観光地周辺の道路では大渋滞に巻き込まれることも度々ありますが、鉄道ならその心配はありません。
到着時間がある程度保証されているのはとても心強いですね。逆に満員で座れない可能性がある、というデメリットもありますが。。
運転しなくていい
鉄道なら人を選ばず、免許がない人でも誰でも乗ることができます。大雨や雪道、悪路の中を運転する必要もありません。誰もが不自由なく利用できることは公共交通の役割です。
ドライブで旅に出かける際も、どうしても運転する人に負担がかかってしまいますよね。でも列車旅なら誰も運転しなくて大丈夫!運転する人だけが疲れることもなく、運転しない側も気を遣わずに旅できるのは大きな魅力だと思います。
お酒が飲める
お店でもお酒を飲めないこのご時世に列車内で飲んでもいいのかという議論はあるかと思いますが、車では絶対にできないのがお酒を飲むこと。特に出張帰りのサラリーマンはよく新幹線の中で美味しそうにビールを飲んでいますよね。
中には車内でお酒を提供している観光列車も。鉄道旅は移動中の楽しみ方も多種多様です。(写真はジュースです)
マニア的目線から
車窓を眺められる
私が鉄道で旅する時の楽しみのひとつに「車窓を眺めること」があります。もちろんバスや車でも素敵な風景は見ることができますが、運転中だと風景に集中できないし、防音壁やガードレールに阻まれて意外と見通しが悪かったりします。
しかし鉄道には、目の前に何の障害もなく海や川、山々の美しい風景を見れる路線がいくつもあります。ローカル線の古い車両の椅子に座ってのんびりと風景を眺めるって、なんだか旅情に溢れていると思いませんか?
その街のことがよく分かる
私ができるだけ鉄道で移動したいと思っているのは、その街のことを少しでもよく理解したいから。例えば修学旅行などでバスツアーで観光地を巡っても、どこに何があったか、観光地の周辺はどんな環境だったのか等といったことはなかなか覚えていないと思います。
しかし列車旅では、駅に降り立ってから目的地までの道のりを自分で調べて、実際に自分の足で歩く、そうすることで旅の記憶がより強く鮮明に残るようになるような気がします。また、駅は街の中心部にあることが多いので、駅を利用することでその街の規模や雰囲気を何となく掴むことができるのも面白い点です。
計画を立てるのが楽しい
人によっては「計画を立てるのなんて面倒くさい、行きあたりばったりの旅こそ楽しい」と思っている方も多いと思います。ですが私は、「計画を立てることそのものが楽しい」と感じています。
都市部を離れると列車が1時間に1本以下なんてことはザラで、時間の制約がある中行きたいところをうまく回るのは容易ではありません。ですがだからこそ、パズルみたいにルートがバチッと決まったときはとても嬉しくなります。
計画を立てるところから旅は始まっている、私はそう思っています。
鉄道旅である
以上6項目のように、何かを好きであることの理由を説明することはもちろんできるのですが、どれも何となく後付けで考えたもののような気がしています。
心のどこかで潜在的に「鉄道が好き」という気持ちがあって、それがどこで育まれたのかは分かりませんが、その気持ちが特に揺れ動く先を分析した結果がこれまでに挙げたことでした。
なので、鉄道旅の最大の魅力は鉄道旅であることそのものであり、「何となく鉄道旅が好きである」以上のことはおそらくないんだと思います。それは誰にも否定されないし、他の人の趣味を否定することもない、ってことでいいんじゃないでしょうか?
まとめ
私が最近考えていることは、自分の直感って案外正しいよなということ。
理屈では分かっていてもどうしても好きになれないことや、理由は特に分からないけど何となく好きなことってきっとあると思います。そんな時は自分の直感を信じて行動してみると、最終的にいい結果になるのではないかと感じています。
私にとっての「鉄道が好き」というのもその直感のひとつです。
今でこそ堂々と鉄オタを名乗っていますが、かつては「周りから変な目線で見られるかも…」と思い隠していた時期もありました。
でも最近気づいたのは、何かを好きであることを表明することで離れていってしまう人もいるかもしれませんが、それ以上に新しく付いてきてくれる人もきっと現れるということ。どちらを大切にすべきなのかはもう明らかですよね。
これからも自分の心に耳を傾けて、心が感じることに素直に生きていきたいと思います。そのことで自分自身の人生も豊かになっていくと信じています…!