清流と並走する岐阜のローカル線!長良川鉄道で行く途中下車の旅

岐阜

こんにちは、日本全国を列車で旅しているてりーぬです!

今回は岐阜県を走るローカル線、長良川鉄道の途中下車スポットを紹介したいと思います!

日本三大清流に数えられる木曽三川の1つで、本流にダムがないことでも有名な長良川。その長良川沿いに線路が伸びる長良川鉄道は、長良川の恵みを存分に楽しむことができます。

沿線のまちは決して栄えている訳ではありませんが、その少し寂れた感じが遠くまで来たんだという、都会では味わえない非日常感に浸れるのでとてもよかったです。

寂れているとは言っても、歴史や自然を感じられる見どころが点在しているので、長良川鉄道全線を途中下車しながら1日かけて巡ってきた様子をこれから紹介していきたいと思います!

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美濃太田駅からスタート

長良川鉄道の始発駅はJR高山線との乗換駅である美濃太田駅。この日はかなり朝早くからやって来ました。丸一日の途中下車の旅がここから始まります。

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関駅|刃物のまち

まず最初に下車したのは関駅。古い駅舎がとても趣がありますね。関市は古くから刀の産地として栄え、今でも関市は包丁のシェアが全国一位と「刃物のまち」として知られています。

本当は刃物の歴史を展示した「フェザーミュージアム」などに行ってみたかったのですが、朝が早すぎて開館時間前でした。ちょっと駅の周辺を散策してみると、駅の東側にある関善光寺というお寺がとても立派でした!

ゆら~り眺めて清流列車

関駅からは観光客向けの列車「ゆら~り眺めて清流列車」に乗っていきます!車両自体は通常の運行時と変わらないものですが、途中の見どころで徐行運転をしてくれるので、ゆっくりと長良川の風景を眺めることができます。

美濃市駅を過ぎて湯の洞温泉駅からはただひたすら長良川と並走していくので、車窓を眺めるのがとても楽しいですよ。

郡上八幡駅

関駅を出て約1時間、「ゆら~り眺めて清流列車」は郡上八幡駅に到着しました。郡上八幡城の城下町として栄えたここ郡上八幡が、長良川鉄道沿線の一番の見どころと言っても過言ではありません。

郡上八幡駅

まず最初の見どころは郡上八幡駅そのもの。木造の駅舎がレトロです。

この駅舎は国の有形文化財に認定され、ちょうど私が訪れた2017年に復元されたものです。カフェも併設されているのでレトロで綺麗な建物を存分に堪能できますよ。

猫耳のような屋根がかわいい!入口には日本三大盆踊りの1つ、お盆は徹夜で踊り続ける「郡上おどり」を象徴した提灯が掲げられています。

城下町散策

続いては郡上八幡の町並みを散策してみます。駅の近くから真っ直ぐに続く「新町通」はどこか昭和の雰囲気が漂います。

郡上八幡は清流のまち。澄んだ川の流れに加えて、街なかにもいくつも湧き水や水路があります。水辺を探しながら歩くのも楽しいですよ。

そして、お城に近い北町の町並みは古い町並みが綺麗に残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。本当に散策するのがぴったりのまちですね。

郡上八幡城

次はようやくお城へと足を運びます。山の上にある郡上八幡城。紅葉の季節になると、山全体が燃えているように見えることから「天守炎上」とも称される、本当に美しい風景を見ることができます。

この季節にはライトアップも実施されるようです。和傘のアートが芸術的ですね。

山の上にあるお城なので、天守からの眺めがとても良いです。町並みを一望するのが気持ちいい!

この木は本当に燃えているように真っ赤でした…!

詳しくはぜひこちらの記事をご覧ください!

北濃駅|終着駅の趣を感じる

郡上八幡からさらに40分かかりますがこの機会を逃すと二度と行くことはないかもしれないので、せっかくなので終点まで行ってみましょう。終点の北濃駅は本当に何もない場所ですが、哀愁のある場所です。終着駅ってどこか趣がありますよね。

ホームの脇には蒸気機関車の時代に使われていた転車台がありました。国の有形文化財に指定され保存されており、年季の入った遺構から往時の面影を馳せることができます。

建設当時は「国鉄越美線」として越前、つまり福井まで繋がる計画でした。しかし計画は頓挫してしまい、線路はここまでとなっています。かなり過酷そうですが、未成線を辿るのも楽しそうですね。

駅の目の前にはやはり長良川があります。ここまで上流へ来ると川幅も狭く、川底も浅くなっていました。木々の紅葉も相まってより一層清流が美しく感じられます。

みなみ子宝温泉駅|温泉のある駅

北濃駅から再び美濃太田方面に進み、下車したのはみなみ子宝温泉駅。全国でも数少ない「温泉のある駅」です。

里山を行くこの風景がエモいですねぇ…!

こちらがその駅に隣接した子宝の湯。駅のホームから建物に入るとすぐに温泉の入口があります。露天風呂が開放的でとても気持ちよかった!

駅舎内にある発車案内も可愛らしい!たしかに湯上がりでのんびりしていたら乗り過ごしてしまいそうですもんね。

美濃市駅|うだつの上がる町並み

最後に訪れたのは美濃市。日本三大和紙の1つ、1300年の歴史を誇る美濃和紙の産地として知られます。まずは「梅山駅」で下車して、長良川を目指します。小高い丘になっている小倉山城跡から見る眺めがとても綺麗でした。

長良川の河畔には、かつて舟運の拠点となった上有知湊という湊が築かれています。夕暮れ時にほのかに灯る灯台の明かりとシルエットの風景がとても美しい!

この旅の最後の目的地は、美濃市の中心部にある古い町並み。小倉山城の城下町として発展した江戸時代の商人町は「うだつの上がる町並み」と呼ばれ、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

「うだつ」とは火災の延焼を防ぐため屋根の両端に作られた壁のこと。次第に豪華な装飾が施されるようになり、富の象徴となっていきます。裕福な家しかうだつを作ることができなかったことから、「うだつの上がらない」という言葉が生まれたと言われています。

そして、訪れた際にはちょうど「美濃和紙あかりアート展」が開かれていました。軒の前に美濃和紙で作られた灯籠のようなオブジェが並び、幻想的な雰囲気を醸し出しています。古い町並みと和紙がとてもよく似合いますね!

秋の夜長ということもあり、美濃市駅に着いて帰ろうとする頃にはもう真っ暗になっていました。

駅のホームにも美濃和紙の明かりが。とてもいい1日でした!

まとめ

長良川鉄道の全長72kmを1日かけて堪能してきました。美しい風景や古い町並みなど多くの見どころがあり、ローカル線としてはとても乗りごたえのある路線だと思います。

ちょっと豪華な観光列車「ながら」も運行されているので、いつかは乗ってみたいですね!

岐阜県には他にも魅力的なローカル線があるので、そちらもぜひ乗ってみてください。

それでは次回もお楽しみに!

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