どうも、てりーぬです!
東北を縦断する旅、ここまで青森・秋田と回ってきました。
今回は岩手県に上陸!前回に引き続き、サクッとドライブしてきました!高速をかっ飛ばしますよ~。
小岩井農場
まずは盛岡から車で30分程度、雫石町にある小岩井農場を目指します。のどかな道を進んでいきます。
「小岩井」ってどこかで聞いたことありません?そう、コンビニとかで普通に売っている商品にあるんです。この牛乳が実際に岩手の小岩井農場で作られているかは謎ですが、認知度としてはかなり高いんじゃないでしょうか。
農場に来たら絶対にすべきことは、新鮮な牛乳を飲むこと。乳製品好きとしてはもう最高の場所ですよ。
牛乳とチーズ、どちらか一方を選ぶことなんてできないので、両方買ってしまいました。特に牛乳は新鮮すぎるのでこの場で飲む以外の選択肢はありません。どちらも非常に濃厚な味わいでした!
こんな感じでレールが敷かれていますね。このレールに沿って馬が車輪のついた客車を引っ張って歩きます。そう、明治頃には当たり前のように町中にあった「馬車鉄道」に乗ることができるのです。
東京の私鉄も最初は馬車だったものも多いそうです。ここは東京というより東南アジアみたいな風情ですが。
本来はあたり一面目に見える範囲はほぼすべて小岩井農場の敷地で、「まきば園」として一般に公開されているのはほんのわずか。それでも一般人も入れる場所は十分すぎるくらい広くて、道路を挟んで反対側のエリアに移動するにはこんな道を進まなくてはいけません。
ということで、15分くらい歩いて向かい側のエリアに着きました。ここにはなんと21棟の建物が重要文化財に指定されているのです。まずこれはレンガ造のサイロ。近くで見ると本当に大きくて、重厚感がすごい。
「the 牧場」みたいなこの建物も昭和初期からずっと原型を留めている牛舎です。 コンビニで買ったペットボトルにもこの牛舎の絵が描かれたロゴがありました。
驚くべきことに、重要文化財の建物は今も現役で使われているものばかり。やっぱり建物を長く持たせるためには使い続けることが一番なんですね。
そんなに歩きたくない!と言う方も安心。入口近くから牛舎まで、ゴルフ場のカートみたいなかわいいバスが運行していましたよ。
盛岡冷麺
お昼は盛岡の名物、盛岡冷麺を食べに来ました。やってきたのは、同行者が店主となぜか知り合いだという「チャレンジャー」というお店。なんでもボクシングのチャンピオンが経営しているらしいのですが、なぜチャンピオンが焼き肉店を??
はてなマークは頭から離れませんが、この冷麺は本当においしかった。さっぱりしてるのに出汁の味わいはしっかりと効いていて、暑い夏にぴったりの食事でした。
平泉
最後は、東北自動車道をかっ飛ばして盛岡から平泉まで移動。いやー、岩手ってめちゃくちゃ広いですね…。なんとか陽が沈む前に平泉にたどり着いたので、世界遺産に指定されている平泉の代表格、中尊寺を参拝していきます。
駐車場付近の入り口からは月見坂という上り坂の参道を歩くことになります。木々に囲まれたこの参道を歩くだけでもとても神聖な気持ちになれて、心が洗われるようでした。
中尊寺と言えば、金色堂!という言葉が真っ先に出てくる方も多いはず。その金色堂はもう少し奥にあります。世界遺産であり国宝でもある中尊寺金色堂。金閣寺のように外から見えると思っていたら、金色堂はマトリョーシカのように外側に建物があって外から見ることはできません。しかも金色堂本体は撮影禁止。
でも、その理由は金色堂を見ればわかります。こうやって厳重に守られているからこそ、これだけ美しい金が色褪せることなく輝き続けているんだな、と。これこそ「黄金の国ジパング」と言われる所以なのだと感じました。
これはかつて金色堂を覆っていた前身の建物。役目を終えた今でも風格は変わりません。
再び東北道を飛ばして、仙台まで来たら今回の旅はおしまい。これがまた遠かった…。
この日は仙台市内の三井ガーデンホテルに泊まりました。ちょっと高級なシティホテルに泊まる機会はなかなかないので、清潔感にもサービスにも感動しっぱなし。とてもおすすめです!
というわけで、日帰りで岩手をドライブで観光してきました。移動時間はかなり長かったですが、岩手の観光地を表面だけかっさらうにはちょうど良かったんじゃないかと思います。
そして、この日岩手に初上陸!これでこの時点で46/47都道府県を制覇しました。残すはなんと沖縄のみ!!
次回は宮城から南下して福島へ。福島第一原発の事故による帰還困難区域を常磐線の代行バスで通ってきました。お楽しみに!