【西日本放浪記2】大分”天領日田”で栄えた豆田の町並み

8月

宮崎を出て、大分県へやって参りましたてりーぬです!

【西日本放浪記2】台風一過!宮崎・日南海岸バスの旅
前回、日南で台風が直撃して同級生のゲストハウスに延泊することになった時の様子を書きました。 当初は熊本で1泊して大分へ向かう予定でしたが、日南から直で大分へ行く計画に変更。JR日南線は昼からしか動かないそうなので、日南から宮崎...

「大分=温泉」というイメージが強いと思いますが、今回はちょっと趣向の違う、伝統的な文化が残る日田へ。

日田と言えば、平成29年7月九州北部豪雨で甚大な被害を受けたのが記憶に新しいかと思います。僕が訪れたのは、その1か月後の8月9日。被害の爪痕が残っている面もありましたが、観光地には大きな影響はないよ!ということを伝えられればと思います!

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由布院に寄り道

大分駅から久大本線に乗車。日田へ行く前に、乗り換え時間を利用して湯布院でちょっと寄り道。

駅からすぐ近くにある「日乃新」というお土産屋さんの豊後牛メンチカツが朝ごはん。

店の奥には由布院らしい足湯がありました!ちょっと熱かったけど…。

由布院に約45分滞在したら、始発の列車に乗って日田へ。

快適な車内で揺られること約70分。

日田駅に到着!

豆田の街並み

まずはじめに訪れたのは、駅からゆっくり歩いて約20分、豆田の街並み

天領という数少ない江戸幕府の直轄領の1つであり、城下町としても栄えた豆田町。伝統的な建物が多く残るこの町並みは「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」にも指定されています。

重伝建の特徴は、今も住民が暮らして普通の生活が営まれていること。だからまちが生き生きとしているし、車も普通に走ってきます。(観光地としては車の通行は制限してほしい気はしますが…)

ここ豆田の町並みは、典型的な重伝建だなぁ、という印象。建物一つ一つがきれいに整備されていて、路面や電灯にも統一感がある、重伝建の中でも優等生タイプではないでしょうか。笑

それぞれの建物が住宅、飲食店、雑貨店など様々な使われ方をしています。
 

 

こちらは下駄のお店。木材資源に恵まれた日田の杉を利用した下駄は日田下駄として有名で、三大産地に数えられます。

店先に並んだ現代的なデザインの下駄がとてもかわいらしい!

僕も下駄スリッパを買ってみました!おしゃれでしょ~~

道路にも下駄が!

 

日田はひなまつりでも有名。天領として発展した日田の町人たちが京や大阪で購入した豪華な雛人形が多く存在し、ひなまつりの期間には「天領日田おひなまつり」が毎年開催されているそう。

そんな絢爛な雛人形を年中見ることのできる「天領ひな御殿」へ行ってみました!この日は復興キャンペーンということで、入場料が無料でした。

建物の中はお屋敷の様な広さ。奥に続く和室に雛人形がずらりと並んでいます。

珍しい立ち姿のお内裏様とお雛様!

とっても賑やかな雛壇。ひなまつりにはあまり縁がなかった僕ですが、人形がこんなにいっぱい並んだ雛飾りなんてなかなかないですよね??

ひときわ大きなお雛様!着物の一枚一枚まで精巧に作られていて感動します。。

 

さらに!ミネラルウォーターの「日田天領水」でも有名な、水資源に恵まれた日田。水がきれいなところには必ずと言っていいほどお酒がある!!

それは日田も例外ではありません。豆田の街並みの北側を流れる「花月川」の脇に位置する薫長酒造の酒蔵を見学してみました。

特徴的な長いレンガの煙突。

中へ入ると、二階へ続く急な階段が。そこは「酒蔵資料館」として公開されていて、酒造りの雰囲気や使われる道具を見ることができます。

樽がたくさん置いてある暗い空間、小屋組みがむき出しなのもいいですね!

他にもお酒が買える蔵元ショップやカフェなども併設されていて、ちょっと休憩がてら寄るのも楽しそうですね!

 

三隈川沿い

ここまで豆田の町並みを歩いていましたが、続いて久大本線を挟んで反対側に流れる三隈川へ行ってみたいと思います。

その途中、豆田の町並みの端っこに位置する咸宜園跡に通りがかりました。

咸宜園とは広瀬淡窓という江戸時代の儒学者が開いた日本最大級の私塾で、広瀬淡窓は今でも日田市民に敬愛されているのだとか。

久大本線の線路をくぐって少ししたところにあった、大きくて新しい公共施設。

 

そして、豆田を出て30分弱、三隈川にたどり着きました!福岡県へと流れる三隈川は、途中で筑後川に名前が変わり有明海へと注ぎます。水面近くに遊歩道が作られ、水の流れの近くを歩くことができます。

川から居住地は近く、崖に迫り出すように建物が立ち並んでいました。これだけ大きな川なのに、堤防がほぼないに等しいというのがとても不思議。。

小さな宿場街のようになっているこのエリアは、対岸の建物が川面に映ってとてもきれい!

小さな沈下橋を渡った右側の山は、子どもたちの遊び場になっている亀山公園。

その奥には堰がありました。

堰にかかる橋からの眺めは、とてものどかな田園風景。”水郷日田”と言われるように多くの水の恵みを受ける一方で、何度も水害にも遭ってきたのですね。

そこから少し上流へ歩くと、鮎やな場という鮎を捕まえるために作られた仕掛けがありました。

やな場は多くの水を吸い込み、轟音をとどろかせていました。

鮎の最盛期には迷い込んだ鮎がぴちぴちと飛び跳ね、子どもたちの遊び場にもなるのだとか。絶対楽しいじゃん!

そのすぐそばに、鮎料理を食べることができる「やな場茶屋」というお店が!夏から秋にかけての鮎がおいしい季節だけの営業だそう。

鮎の塩焼きと鮎の炊き込みご飯を食べました!うまい!!

食後は、その目の前にある新しい公園でちょっとだけのんびり。

 

流失した橋梁へ

最後の目的地へ行くため、川の近くにあるバス車庫から福岡へ行く高速バスに乗り込み、2つ先のバス停で降車。高速バスに5分だけ乗るという贅沢なことをしてきましたww

もう一度豆田の街並みを通り抜けます。

そして、豪雨の被害が著しかった花月川へ。

堤防を少し歩くと、見えてきました、被害現場が…。

そう、ここは九州北部豪雨で流失した久大本線日田-光岡駅間の「花月川橋梁」。去年の夏から現在まで不通が続いています。

橋流失などで復旧の見通し立たず 九州北部豪雨でJR久大本線、日田彦山線不通 | 乗りものニュース
JR九州が、2017年7月に発生した九州北部豪雨の被災状況を発表。久大本線や日田彦山線で橋や盛土の流失、土砂流入などが生じています。

橋梁は見るに無残な状態。線路は完全に崩落し、下流へ流されています。橋桁も根元から完全に折れてしまっていました。

途切れた線路は、未来へと続いているんだ…!

閉ざされた踏切。

ここを訪れたのは2017年8月のことですが、今では2018年の夏の完成を目指して急ピッチで復旧作業が続いているそうです!

最後の帰り道、線路沿いの公園で出会った蒸気機関車。

大分行きの列車に乗って、大分市へと帰還。

久大本線の車窓から。

晩ご飯は、大分駅近くの「二代目与一」というお店で、大分名物の琉球丼を。

関アジ・関サバを醤油漬けにしたものが米の上に乗っているわけですが、これが想像以上にうまい!一度食べ始めたら箸が止まらなくなる!

本当におすすめの絶品です。駅からも近いのでぜひ。

 

天領として栄え九州の行政の中心であった日田は、様々な文化が根付いていました。もう一度日田の魅力のおさらいをしたいと思います!

・江戸幕府の直轄領・天領日田
・重伝建選定の豆田の町並み
・三大産地の日田下駄
・豪華絢爛な雛人形
・豊富な水資源を利用した酒造
・鮎やな場の絶品鮎

自分が見た中でもたくさんの見どころがありますが、これでもすべてを伝えられているわけではありません。九州の他の観光地からはちょっと離れているのが難点ではありますが、機会があればぜひとも立ち寄ってみてください!

それでは、次回もお楽しみに!

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