どうも、てりーぬです!
今回は、群馬を走る蒸気機関車「SL碓氷」に乗って、かつて鉄道が走っていた信越本線の廃線跡の上を歩くという鉄分多めの旅へと向かいます!鉄道の遺産が数々残り、ハイキングコースは新緑に囲まれ、歴史にも自然にも触れられる旅となりました。
2020年8月19日追記:「SL碓氷」は現在は「SLぐんま よこかわ」という名前に変更して運行されていますが、基本的には同じはずです。
大宮→高崎「リゾートやまどり」
今回の度は埼玉県の大宮駅からスタート。ここ大宮駅から高崎線で高崎まで行くのに乗った電車は、
高崎→横川「SL碓氷・DL碓氷」
高崎駅に着くと、もうすでにホームにはSLを待つ乗客がたくさんいました。しばらく待っていると、ゆっくりとディーゼル機関車に牽引されて、「DL碓氷(うすい)」号が入線してきます。
高崎駅は始発なので、この機関車は折り返して出発しますが、
そんなわけで、
かつて高崎と新潟を結んでいた信越本線を通って、
群馬県の田園風景を駆け抜けていきます。この列車を見ようと、沿線では多くの人が待っていて、手を振ってくれる子どもたちもいました。
横川駅に到着したら大撮影会!
ここではちゃんと撮れました!SLと言えばD51形蒸気機関車、いわゆる「
信越本線の廃線跡「アプトの道」
ちびっ子たちはおそらく横川駅に併設されている「碓氷峠鉄道文化むら」へ行くのでしょうが…、
大学生4人でそこへ乗り込むのはさすがに忍びない。私たちは、
このアプトの道というのは、かつて高崎-長野-新潟を結ぶ幹線として整備された信越本線の廃線跡を利用したハイキングコース
さらに「アプト式」というのは2本のレールの間に歯車レールを敷き、機関車の床下に設けられた歯車と噛み合わせて急勾配を登り降りする仕組みのことで、ドイツ人のアプトさんが開発しました。ここの横川-軽井沢間が日本で初めてアプト式を採用したそうです。
こんな感じで、複線だった線路の片方が、線路が残った状態で歩道として
こちらは旧丸山発電所。レンガ造り最盛期の建築であり、純煉瓦造らしい。たしかに明治からの鉄道の歴史が感じられるような風格がありますよね。
それでも昔線路が通っていた場所であることには変わりない。緑に囲まれた道をひたすら進む。
山道なので、これからいくつものトンネルをくぐることになります。
ではなくて、一面の緑。5月の新緑に囲まれて現世の煩悩も完全に忘れられます。
碓氷湖
こちら、駅弁の発祥とも言われる「峠の釜飯」というお弁当で、
さらにアプトの道を進んでいく。ここを昔汽車が走っていたと思うとなんだか心が躍ります(笑)
めがね橋
そうしてたどり着いたのは、アプトの道一番の見どころ、
レンガ造でこれだけの高さのアーチは圧巻の一言。川底からの高さが31mあり、日本最大のものらしいです。まあそうでしょうね!笑
さて、あと1踏ん張り。…って思ってたんだけど、
永遠のトンネルの中を進んでいきます。
旧熊ノ平駅
ここがアプトの道の終点。これからは来た道を引き返します。
中山道 坂本宿
途中アプトの道を抜けて、国道2号線に。かつて箱根と並び最も重要な関所と言われた中山道の碓氷関の隣にあり、比較的大きな宿場町である坂本宿の中を通ります。
「〇〇や」といったそれぞれの役割を示す札が各戸に掲げられており、往年の面影が残っていました。
ボロボロになりながら、往復約13kmの道のりを約6時間かけて横川駅に戻ってきました。信越線で高崎まで戻って、この日は新前橋駅のホテルに一泊。次の日の「渡良瀬川」に備えてゆっくり休みます。
次回は、トロッコ列車で渡良瀬川沿いに途中下車の旅。お楽しみに!
熊本を走る同じ蒸気機関車で、JR九州・肥薩線の「SL人吉」の旅もとても楽しかったです!