どうも、大学もほぼ卒業が決まってサイト名をどうしようか悩んでいるてりーぬです。
前回の投稿からかなり間が空いてしまいましたが、今回は東北の旅の続き、青森から秋田への移動についてです。

移動とは言っても、ただ移動するだけではなくて、移動中も楽しむのが列車旅の醍醐味。最近は全国各地に観光列車が生まれていますが、そんな乗って楽しい観光列車の先駆けともいえる「リゾートしらかみ」に乗ってきました!五能線から見える美しい日本海の風景と夕日をご紹介します!
リゾートしらかみのルート
青森県と秋田県の海岸沿いを走る絶景路線としてあまりにも有名な「五能線」。その五能線を走破し、青森駅から秋田駅までを結ぶ観光列車「リゾートしらかみ」は鉄道ファンのみならずとても人気の列車です。この通り、日本海の海岸すれすれを縫うように走っていくのです。
全席指定ですが、「特急」ではなく「快速」列車なので、追加で座席指定券を購入すれば青春18きっぷでも乗車することができます!

リゾートしらかみの切符はJRの駅にある「みどりの窓口」や、JR東日本のウェブサイト「えきねっと」などで購入できます。
リゾートしらかみ「青池」
リゾートしらかみは青森と秋田を3種類の列車で1日に3往復しています。今回私は、青森から秋田方面へ向かう「リゾートしらかみ6号」に乗車しました。
リゾートしらかみ6号は始発が青森駅ではなく弘前駅。3種類の列車の中うち「青池」での運行でした。当然列車も青い。
それぞれの列車にはどれも五能線沿線がぐるっと取り囲んでいる世界遺産の「白神山地」に由来する名前が付けられていて、あと2つは「橅(ぶな)」と「くまげら」です。
基本は4両編成で、3両ある普通車はこんな感じ。個性的な色づかいの座席と仕切りが透明であること以外は普通の特急列車とほぼ変わりません。
他の列車と違う特徴はというと、運転席のすぐ後ろに展望室があること。広い窓から全面の展望を眺められたり、海側に向いた席に座って日本海の車窓を楽しむことができるようになっていました。
4両編成のうちの1編成は半個室のようなボックス席。家族やグループで使うといいですね!
車窓
なんといっても1番の魅力は日本海の圧倒的な車窓。弘前駅を出てしばらくは広大な田園風景の中を走っていきます。
「木造」って言うわりには背後の古い建物はコンクリートにしか見えないぞ??
大きくカーブを描いて、ついに日本海沿いのゾーンに突入しました!
進行方向右側の車窓はひたすらこんな風景です。延々と海です。この眺めこそが、五能線が絶大な人気を誇る理由なのです。
※しばらくの間、リゾートしらかみから眺める海岸沿いの風景をお楽しみください。
深浦駅の夕日
終点の秋田駅までいくつかの駅に停まっていきますが、リゾートしらかみ5号は深浦駅で20分ほど停車します。
せっかくなので、出発まで駅の周辺をちょっとだけ散策してみることに。
ところで、この日2018年9月2日の青森県の日の入り時刻は18:09。深浦駅での停車時間は17:58から18:22までの間です。ということは、つまり、、ちょうど日没を見ることができる!?
その期待通り、駅舎の目の前の海を見ると、太陽が水平線間際まで降りてきていました!もうこれだけで絶景。。
ここ深浦町の西海岸は「夕陽海岸」とも呼ばれているそうなのですが、もうその名の通りこの景色のためだけにできたと言ってもいいくらい抜群のロケーション。少しだけ姿を現す岩の群れもまたよい。
せっかくなので、ちょっと北側に見えるあの大きな岩のところまで行ってみたいな、、と思いダッシュ開始。この岩、見た目のまんま「大岩」という名前らしいです。
走って1分くらいで岩のつけ根まで到着しました。なんと岩まで舗装された道で繋がっています。
岩の先まで行く時間はなさそうだったので、道半ばで夕陽を眺めていました。先端まで行くより、このあたりで大岩も一緒に写した方が映えるよね?そんなことを考えている間にも太陽は少しずつ沈んでいます。
ここから太陽が姿を隠すまでは本当にあっという間。この時、この場所でしか見れない唯一無二の光景をしっかりと目に焼き付けるんだ。
あんまりのんびりもしていられないので、海沿いの歩道を駅まで歩きながら眺めていました。それでは、太陽が見えなくなるまでの数分間の日本海をご覧ください。
太陽が完全に沈み切るのを見届けたら、列車の出発時刻まであと3分。たった20分の停車時間に日没のタイミングがすっぽりと収まって、しかも空は突き抜けるような気持ちのいい快晴。いやーー、、本当にこの上なく感動的で、奇跡のような出来事でした。。
車内の楽しみ
乗って楽しい観光列車、車内にもいろんな楽しみがあります。ほとんどの便で、津軽三味線など何かしらの伝統芸能が車内で披露されるのですが、リゾートしらかみ5号だけはそのようなイベントはありません。乗客もまばらだったしね。
ただその分、ゆっくりのんびりしたい人にはおすすめかも。車内販売を行っているので、是非とも利用したいところ。青森名物のりんごを使った高級「スパークリングアップルジュース」は優雅な気分に浸れるのでおすすめです。(ワインにも見えるけどこれはジュース!)
小腹が空いてきたら、今度は秋田名物の比内地鶏を。燻製なんて食べたらお酒を飲みたくなっちゃいますが、4種類すべてにしっかり味がついていてとても美味しかった!
秋田駅
弘前駅を出発してから約3時間40分、長旅が終わり終点の秋田駅に到着。すっかり夜になっていました。
ちょうど甲子園で金足農フィーバーが巻き起こった直後だったので、駅には大々的に横断幕が張られていました。
木をふんだんに使った温かい雰囲気。このラウンジで勉強できたら豊かな気分になれそうだなぁ。地方都市も捨てたもんじゃない。
遅めの夜ごはんは、複合商業施設の「エリアなかいち」にある比内地鶏の専門店「本家あべや」で。最高に満足度の高いお店でした!
本日は秋田市内に宿泊します。「エリアなかいち」から歩いて5分のダイワロイネットホテルに泊まりました。秋田駅からは徒歩15分くらいかかりますが、賑やかな商店街でまっすぐ繋がっているので歩くのも苦じゃない。ホテルからの眺めもいいですよ!
オープンしたばかりだったので、設備や内装がとても綺麗なのが印象的でした。料金もそれほど高くはないので一押しです!
まとめ
以上、青森から秋田へのリゾートしらかみの旅をお届けしました。東北の北側へ行くときはぜひとも旅の行程に組み込んでみてください。
それでは、次回もお楽しみに!
そして今回、はじめて秋田県に上陸しました。この時点で47のうち45都道府県を制覇です!