【西日本放浪記】バックナンバー
出発前 発案編
出発前 18きっぷ電車旅に必要なもの6選+α
一日目 大阪編 泉大津港までの道のり
一日目 瀬戸内海クルーズ 阪九フェリー「ひびき」に乗ってみた
二日目 大分のUSA!八幡宮の総本社・宇佐神宮
二日目 湧出量日本一!別府温泉地獄めぐり
二日目 大分・由布院の格安民宿に泊まる
三日目 宮崎・小渕健太郎ゆかりの地めぐり
四日目 鹿児島・日本最南端の駅へ行ってきた
四日目 鹿児島・黒豚とんかつと桜島
ついにやって参りました、熊本県。僕が訪れたのは震災の1か月前、3月中旬だったので、当たり前ですがいつも通りの街並みでした。熊本が遠いと感じている方、少しでも身近に感じられるように綴っていきたいと思います!
熊本城
友達の家で朝起きたら、まず熊本城を見に行きます。路面電車で行こうかと思いましたが、せっかくなので歩いていくことに。
20分くらいで熊本市を貫く川、白川を越えます。
そこからさらに百貨店街を通りながら10分ほど歩くと、見えてきました熊本城!
お堀に沿って北側から回り込むように歩いていきます。(現在は立ち入り禁止区域に指定されている場所もあるそうです。)
まだ立派なままの熊本城。この目で見ておけてよかったです。
ぐるっと反対側まで来て、熊本城公園からの一枚。
熊本に来たのは実は2回目で、4年前の高校の修学旅行以来。その時にも熊本城は来ており、今回は中まで行かなくてもいいか!ということになり、天守閣までは入っていません…!熊本城の今の状況を考えると行っておけばよかったかな、とも。
熊本城公園から少し南へ下ったところにあるのが、飲食店やお土産店が立ち並ぶ「桜の馬場 城彩苑」。5年前にオープンしたばかりらしく、とてもきれい!
修学旅行の時はここで馬刺しを買ったことを覚えています(笑)
名古屋から全国に広まった「おもてなし武将隊」もパフォーマンスしていました!
尾張国出身で肥後熊本藩初代藩主、築城の名手として名高く名古屋城や熊本城の築城にも携わった加藤清正公と久しぶりのご対面!
治水など熊本での功績から、今なお熊本市民から慕われる清正公が築いた石垣が倒壊してしまった熊本市民の悲しみは非常に大きなものでしょう。
豊肥本線 スイッチバック
そのあとは、市内中心部の繁華街を案内してもらってから、阿蘇方面へ向かいます。市電でJR豊肥本線「新水前寺駅」まで。
ひそかに路面電車×熊本城という構図を狙ってました。笑
新水前寺駅でJRに乗り換えたら、いざカルデラの中へ!
日本では北海道の屈斜路カルデラに次ぐ大きさで、地形図で見るとその不思議さがよく分かると思います。
阿蘇山の周囲をを外輪山が囲んでおり、その切れ目にあたり白川が流れる立野渓谷に電車と道路が通されています。
(2016年5月19日現在、地震の影響により豊肥本線の肥後大津-豊後萩間、南阿蘇鉄道の全線で運転を見合わせており、特急「九州横断特急」「あそぼーい!」もすべて運休しているそう。特に豊肥本線立野-赤水間は線路に土砂が流入しており、復旧にかなりの時間を要するほか、周辺道路も「阿蘇大橋」崩落などの影響により通行できないところが多い。熊本-阿蘇間、それは熊本-大分間にも影響し、この間の交通はかなり厳しい状況だ。運行情報|JR九州)
限られた土地で急勾配を越えるため、立野駅には九州に3つあるスイッチバックのうちの1つが存在。
スイッチバックについては以下の記事参照
【信州撮影の旅】日本三大車窓・姨捨の棚田とスイッチバック
電車の通り方はこのような感じ。
(たしか)②から③を見ると、こんな感じにレールが並んでます。つまり、これは僕にとってはバックしているような状態。
ついにカルデラの中へ侵入!
カルデラ内の景色って意外と普通なんですね。笑
電車に揺られること約1時間半、2人は阿蘇駅に到着!
電車の駅のすぐ隣に道の駅があったので、そこで阿部牧場のソフトクリームとフランクフルトをいただきます!
阿蘇山 草千里
ここからはバスに乗って「阿蘇パノラマライン」をひたすら上へ。ツーリングしたらめっちゃ気持ちよさそう!
火口近くまでロープウェイがあるのですが、最近は危険レベルが高いので運休中。そのため、その少し下に広がる草原「草千里ヶ浜」で下車しました。
草千里という名前の通り、本当に一面の草!
草原の中には池もあります。(実はここでコブクロのMVの撮影が行われていたから阿蘇へ行きたくなったというのも半分くらい)
こちらの記事に詳しく書きました!
コブクロ新曲「何故、旅をするのだろう」MVロケ地めぐり
ただ、僕たちはここへ来る季節を完全に間違えました。草は枯草色、乗馬体験できる馬たちはお休み中、しかも雪まで降ってきた!普通に寒かったです、、(笑)
右側のお姉さんヒールで来てたよ。足も露出してるし、絶対服装間違えてる。
滞在時間は1時間ちょっとかな?夏に来るべきなのは言うまでもありませんが、雄大な自然を十分に満喫できました!
バスで阿蘇駅まで戻ったら、次に来る電車は20分後、なんと「九州横断特急」。普通電車はさらに1時間ほど待たなくてはなりません。二人は意を決して九州横断特急に乗ることに!
今回2度目の特急。
“TRANS-KYUSHU LIMITED EXPRESS”だって!めっちゃかっこいい!
特急では1駅分の立野駅で下車。次に向かう先は、現在運休している南阿蘇鉄道。完全な無駄足になってしまうので友達に許可を取ってから乗ります(笑)
南阿蘇鉄道
ローカル線なのでお客さんは少ないかなと思っていたら、韓国からのツアー客が乗っているそうで、車内は大賑わい!また欧米系のファンキーなお兄さんが運転席近くに二人、さらに運転手が片言のハングルも交えながら超ハイテンションで話してくれます(笑)
そんな感じで車内はカオス状態!(数人乗っていた地元民は真顔でした)
立野駅を出発してしばらくすると、電車が橋の上で止まってしまいました。ここは第一白川橋梁といい、水面からの高さが現在は日本一となっているそうで、どうやら車窓からの絶景を堪能するためのサービス停車だったよう。
僕たちは立野駅から4つ目の駅で下車しました。
「南阿蘇水の生まれる里白水高原」、なんとこれ全部が駅名で、現在日本一長い駅名となっています!実は南阿蘇鉄道に乗ったのはこれを見るためだけ(笑)
駅舎の中はいくつかの本が置いてありました。どうやらここで販売しているよう。
意識高い大学生は自撮(ry
この電車で帰ります。
終点の立野駅でマナーの良くない輪行グループに間違われて両替してくれない(バスと同じ仕組み)という冷たい扱いを受けましたが、なんとか豊肥本線に乗り換えできて新水前寺駅まで寝てました。
あか牛ハンバーグ
ここから先はご飯どうする?って話。
僕はめちゃくちゃ馬刺しが食べたかったんですが、どこもめちゃくちゃ高い!とりあえず中心部行けばいろいろあるということで、朝同様そこまで30分かけて歩いて行きました。
商店街を2往復くらい迷った挙句、熊本名物「あか牛」のハンバーグが食べられる「センターリバー」というお店に入りました。
この店名にちょっと疑問を持って調べてみたら、案の定社長が中川さん。安直!笑
というのはどうでもよくて、あか牛ハンバーグめっちゃうまい!
帰りは市電でのんびりと。今日も家にお邪魔します!(そう言えば帰りスーパーで友達と割り勘で馬刺し買って家で食べたこと忘れてた)
次の日は海を越えて長崎まで。
本日の移動距離 (電車のみ):111.2 km
本日の出費
目薬、飲み物:410円
桜ジャーキー 馬コロッケ:810円
新水前寺-阿蘇間:940円
ソフトクリーム、フランクフルト:550円
産交バス阿蘇火口線往復:570円
九州横断特急阿蘇-立野間:670円
立野-新水前寺間:540円
あか牛ハンバーグ:1,490円
熊本市電往復:340円
馬刺し:325円
計:6,645円